動物病院の院長には、元の院長(親含む)からもらい受けた二世院長と、自分でお金を貯めて開業した自力院長がいます。親の動物病院を継ぐ二世院長は、他の動物病院で修行して、親が60~70代の高齢になってから戻って継ぐケースが多いようです。

動物病院は、人のお医者さんと違って、基本、ゆりかごから墓場まで、ペットを診ますので、先代のやり方が根付いている病院を継ぐ二世院長は、初めはやりにくい面もあるでしょう。

 

先月、2つの動物病院を経営している40代の動物病院の院長と飲みに行きました。昨日は、寅さん好きの70代の大阪の動物病院の院長が上京したので、柴又を案内してきました。お二方とも情に厚い熱血漢で、「獣医師のタイプ」ブログの2番「学術を好み、常に最良の獣医療を目指し、精進していくタイプ」の獣医師ですが、40代の院長は、3番の「稼いで、病院を大きくして、周りから一目置かれ、優雅な生活をしたいタイプ」でもあります。私が知っている40~50代の院長はこの2番と3番の混合タイプが多いですね。

 

獣医師も一般人と同じで、脂がのってくるのは40~50代でしょうが、後継ぎがおらず、責任感から病院を閉めることができず、70歳を超えても続けている院長はいます。高齢になっても40~50代に負けるどころか経験の分勝っている獣医師は数多くいますし、そういう方々は、大抵、情に厚いです。

 

設備や専門性に問題なければ、頭と身体が健康な年かさの「学術を好み、常に最良の獣医療を目指し、精進していくタイプ」の獣医師に診てもらうのが安心かもしれません。

 

    【水浴びをして一目散に飛んでくるワク】