ペットが、「元気がない」、「食欲がない」、「吐く」、「下痢する」などの症状を示し、それが続くと飼い主の方は心配で、動物病院に連れて行きますよね。

その時、問診や触診に時間をかけず、検査もせず、「まずは薬を飲んで様子を見ましょう。何かあったら来てください。」と言って帰す動物病院は、おそらく忙しすぎる病院で、1頭、1頭ちゃんと診ることができていない可能性があり、要注意です。

 

ペットも人と同じで、症状には必ず原因があります。人は、「ここが痛い。」などと言えるので、その場所を検査して原因を特定できますが、ペットは言えないので、「元気がない」などの原因を探してあげる必要があります。

 

元気や食欲を増加させるステロイド剤、胃腸薬、吐き気止め、下痢止めなどを飲ませて、症状が治まったとしても、もしかしたら、その奥に大きな病気が潜んでいて、治るはずの病気が治らなくなることがあります。

 

また、早く診断できていれば、内科療法で治せたのに、手遅れになった場合は、高額な手術が必要となるケースもあります。

 

おうちでのペットの様子を飼い主の方からしっかり聞いて、ペットの触診に時間をかけ、いきなり高額な検査をするのではなく、まずは血液検査、尿検査、レントゲン検査などの症状に応じた必要最小限の検査をして、次の対応を決めていくことができる動物病院をお薦めします。