先日勢いに任せて取り扱いを始めたBONTシューズですが。

明日11/23と24に取り扱いキャンペーンを開催します。

詳しくはこちらから↓

https://www.81496.com/jouhou/bontoven/bontoven.html

 

当日シューズをご注文いただいた方には熱成型工賃4,000円のところ無料に!

また、当店サービスの一つ、シューズフィットが1,000円、カスタムインソールが2,000円それぞれお値引きします!!

当日試着できる商品のサイズ/カラーは以下の通り。

BONT RIOT+

・40/ホワイトブルー

・40.5/ブラック

・41/メガクリムゾン

・42.5/ミッドナイトオレンジ

・43/ライムチャコール

以上が試着可能です!

当日ピッタリなのがあればすぐ熱成型もできます。

ただし、機器の準備にお時間をいただくこともあるので予めご了承ください。

 

さて熱成型。

何をするのかというと文字通りシューズを熱して成型するフィッティングです。

BONTの他にSHIMANOなどがやっていました(今はラインナップしてないみたいですが)

専用のオーブンにシューズを丸ごと入れて熱するのですが、100℃程度で行うので注意が必要です。

 

まずは

インソールやクリートなど外せるものは全て外し。

100℃に予熱したオーブンにシューズをIN。

温度を測りつつ100℃を超えないように。

外圧をかけて変形するかどうか確認。

十分に熱されて問題なければ次へ。

インソールを戻して履きます。

この時に手で温度確認も忘れずに。

とはいえインソールを入れれば火傷するほど熱くはないです。

このまま5~10分程度外圧をかけます。

途中気になるところがあれば内側、外側から圧をかけて変形させます。

このとき冷えて成型させ辛ければ再加熱。

何度でも熱成型が行えるのがBONTのいいところ。

自分の左シューズのポジションがいまいち出ていないので再挑戦しないと。

右はいいのに…。

 

これで違和感が無ければ終わりです。

カスタムインソールを受ける時はインソールを作ってから行った方がいいように思います。

付属のインソールで成型した後カスタムインソールを入れたので、その分少しずれちゃったんだろうと思います。

 

カスタムインソールについても載ってますので是非ご覧ください。

https://www.81496.com/jouhou/bontoven/bontoven.html

 

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BONTの熱成型については以上ですが、じゃあ他メーカーに比べてメリットは他にあるのかと疑問に思う方はいると思います。

ということで店にある他のシューズを比較。

左から

スペシャライズド S-WORKS 7(以下SW 7)

シマノ RC5

ボント RIOT+

 

全て同じ41サイズですが、サイズチャートは以下の通り。

・SW 7 26cm

・RC5 25.8cm

・RIOT+ 25.5cm

スペシャライズドが少し長めに設定されています。

 

実測重量は

SW7が215g

RC5が227g

RIOT+が250g

基本的にほぼ左右均等ですが、誤差の範囲で違いはもちろんあります。

他2つが1gレベルでの差に対してRIOT+は右が250g。

左は260gと少し差があります。

43サイズでも計りなおしてみたのですが左がごくわずか重かったです。

とはいえこちらも誤差と言えば誤差かなと。

精度でいえばやはり大手のスペシャライズドやシマノかな、というところですかね。

下位グレードやMTB用だと測っていないのでどうかはわかりませんが。

 

脚を入れてみた感じはそれぞれそこまで変わらない印象です。

分かりづらいかと思いますが、甲部でいえばSW7が一番シャープ。

日本人は甲が高い人が多いのでスペシャだと足を入れる時、結構ぎりぎりで履きにくいという人もいます。

そういう時ワイドやシマノシューズを勧めたりします。

 

余談ですが、昔SWシューズ(2世代くらい前)履いてましたんですけど結構履きやすくなってる気がします。

確かサイドやアッパーが合わなくてサイズ一つ上げたんですが、7は特に気にならなかったです。

タイミングが悪ければSW7買ってたかもしれません…。

 

全体的なシルエットが少し丸っこく見えるのでシャープなシューズを求めている人にはいまいちかもしれませんが、個人的には結構好きです。

アキレス腱付近ですが、SW7とRC5がトントン、RIOT+が一番低いです。

高さの分アンクリングで干渉することもあるかと思います。

その分固定力は高そう。

スプリントなどガチもがきしてるときにアドバンテージはとれそうですが。

人によるかな?

 

上から見ると

違いとしてはSW 7は外くるぶしの箇所にクッションが少なく、RC5がしっかりクッション。

RIOT+はくるぶしだけでなく周囲が全体的に柔らかいです。

このあたりでも随分好みが分かれそう。

並べると一目瞭然。

履いてみた感じはSW 7>RC5>RIOT+で足首がゆったりしていきます。

SW 7とRC5で足首が気になる方はBONTという感じですかね。

 

熱成型・乗った後というのもあって一番しっくりくるのはBONTですね。

他メーカーは汎用なのであまり個体差に対応していないことが多いのですが、熱成型できるBONTは満足いくまで形をいじれるというのがアドバンテージ。

個体差もある程度スペーサーやインソールで触れはしますが、靴周りで本気で悩んでいるならBONTを選択するのがベストかと!

更に言うならインソールやクリート角度などいじれるところは全ていじるのがモアベスト!

 

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なんでBONTはシューズを熱成型するようになったのか。

 

1975年。

アマチュアスケーターであるインゼ・ボンドがスケート靴の裏にファイバーグラスを着けてサポート性の向上を図ったのが始まりらしいです。

そして最高品質のシューズ製造のメーカーとして高評価を受け、2007年にはサイクリング用シューズも製造し、翌年導入初年度の2008年北京オリンピックでも8個金メダルを獲得しました。

スケートもシューズのフィットが重要な競技なのでシューズの成型に至ったのは当然だったと思います。

その後何年もかけ再成型可能な樹脂を開発し今に至ります。

 

他競技から技術が流用される例で言うと有名なのはLOOKのビンディング機構。

スキーのビンディング機構を参考に開発したのが現在まで続いているのが面白い。

調べてみると1800年代後半に自転車の祖先が発明されてからビンディングが生まれたのは1970年。

チネリが開発したものの数年で消えてしまい84年にLOOKが開発してから今に至るのですが、思ったより歴史が浅くまだまだ改良の余地があるんでなかろうかと思う今日この頃です。

 

開発側の人間ではないのでこれからの発展がどうなるか予想もつきませんが、期待も大きくなりますね!

オラ、わくわくしてきたぞ!

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脱線事故がひどいですが、つまるところ是非BONTのシューズを使ってみてほしいという事です!

フィッティングの御相談も承りますので、ご来店お待ちしております!!