岩絵具さんのお話し。 | 日本画家 榊山敬代 オフィシャルブログ 人生こんなもん。Powered by Ameba

岩絵具さんのお話し。






赤組

緑組

青組

黄組



・・・と

色分け しながら

日本画絵具 の 岩絵具さん たち を


今まで の ケースから 取り出して。



フキフキ・・・

・・・カサカサ と。



一色ずつ の 絵具の袋 を

フキン で 清めては…。

…新たな 収納ケース に 移動させて。


まるで。

岩絵具さんたち に とっては

さわがしい 引越日和 だった



昨日です・・・






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無事に 移動を 終えて。


岩絵具さんたち が しずかに眠る

コチラのケースは


以前は 紙資料 等を入れるのに

重宝していた ケースです が


もしかして 絵具が ぴったり 入るかな・・・

と。

絵具を 並べてみたところ。


偶然にも

ピッタリすぎるくらいに 収まりがよかったので


こちらの ケースを

早速。

新たな 日本画絵具たち の おうちに

してみたのでした。


ところで・・・

絵具は 絵具でも。


この 色の袋が 絵具…?

と 疑問に思う方も いらっしゃるかもしれませんね。


ご覧いただきますと

明らかのように


日本画絵具とは。


油絵具 や 水彩絵具

アクリル絵具 などのように

チューブに入っておらず


このように

粉状 の 石粒が 袋に 入っています。




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こちらは 緑色系 の お部屋ですが

よく 見ますと。


上 から 下に かけて

それぞれ の 列の

色調が かすかに グラデーションして

濃くなっているのが わかりますでしょうか…


それぞれ 縦一列ずつ の 色は。


一見・色調が異なって みえるのですが

同じ 色の 顔料から

何段階もの グラデーション が つくられています。


その グラデーション の 段階とは

色を 混ぜた濃度 ではなく

色の粒子 から つくられていく 色の幅 です。


たとえば。

一番上の 列 から 4段階によって

粒子の 段階 が 分けられているのですが


上から


■ 白(ビャク)

■12番

■11番

■ 9番


…と 番号に 分けられているのですが


■白 という 種類は

質感は 小麦粉のように サラサラしており

白色に近い色調として 明度の明るい番号 を 言います。


そして。

その 白(ビャク)から 9番 に かけては。

色粒の 粒子は 粗塩 の ように

大粒へと 分類 されていきます。


岩絵具の特徴とは。

ひとつの顔料から

粒の 粒子の乱反射 を いかして

グラデーション が 表現できることも

おもしろい 魅力の ひとつなのです・・・


頭で イメージしますと 少々 わかりにくい

図 ではありますが…


また 後日

粒子のグラデーション を お皿にのせて

ご紹介したいと おもいます。



…そのような わけでして。

絵具の整理整頓でも。


一色 の 色につき。

白(ビャク)から 9番 もしくは 3番 まで…

種類がありますので


このように 番号順に 並べて 収納することによって

とても 見やすくなります。


岩絵具 の 他にも

水干(スイヒ)絵具たち も ケースに収納 していき



イロイロ 並べていくこと


・・・9ケース。



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にぎやかに あざやかに

ピッタリ と

収めることが できたのでした・・・ ふぅ~…


色を 並べていくだけでも。


こんなこと。

あんなこと。


あらためて…


絵具の魅力 に 吸い寄せられていた

ひとときです。


金曜日から ゴソゴソ している アトリエですが


・・・どうやら。

どうしましょう・・・。


来週まで

つづいて しまいそうな


気 配 で す ・・・






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