同士の病・レビー小体型認知症を調べていたら、原因物質がパーキンソン病と同じとの記載あり。かつ、遺伝の可能性ありとの事。
我が亡父もパーキンソン病になりました。
なので、今回は己の為に少し深読みしてみました。
日本での患者の割合は10万人に100人~180人くらいです(1000人に1人~1.8人)。65歳以上では100人に約1人(10万人に1000人)で、高齢者では多くなりますので、人口の高齢化に伴い患者さんは増加していますとの事なので参考に成ればと思いUPします。
パーキンソン病とは
振戦(ふるえ)、動作緩慢、筋強剛(筋固縮)、姿勢保持障害(転びやすいこと)を主な運動症状とする病気で、50歳以上で起こることが多い病気です。まれに40歳以下で起こる方もあり、若年性パーキンソン病と呼んでいます。
みのもんたさんもパーキンソン病 2021/2/7
原因
パーキンソン病では、神経伝達物質のうち黒質という部位にある「ドパミン」が減少することにより、うまく運動ができなくなります。 ドパミンの量が減る原因は、まだ十分には解っていません。 年齢に伴った脳の何らかの変化や一部は遺伝子に関連した変化が原因として推定されています。
ドパミンとレビー小体の関係
レビー小体ができると、神経細胞の働きが低下したり、死んだりすることがあります。
レビー小体型認知症では、大脳皮質という認知機能に関係する部分にレビー小体が
パーキンソン病では、中脳の黒質という運動機能に関係する部分にレビー小体ができます。
パーキンソン病では、黒質にレビー小体が蓄積することで、黒質の神経細胞が減少し、作られるドパミンが減少します。
ドパミンが減少すると、運動機能に障害が起こります。例えば、手足の震えや筋肉のこわばり、動作の遅さなどです
レビー小体が現れる原因
レビー小体が現れる原因は脳の年齢的な変化と考えられています。 脳の神経細胞が徐々に減っていき、特に記憶に関連した側頭葉と情報処理をする後頭葉が萎縮するため幻視が出やすいと考えられています。
このタンパク質の蓄積と関連しているのはパーキンソン病です。
老化- 60歳を超えている事・性別- 男性の方が影響を受けやすい事。
パーキンソン病の家族歴を含み、家族歴も一因として考えられています。
前触れ症状
パーキンソン病の前触れとなる症状がいくつかあります。小さな変化ですが、例えばPCやキーボードが使いづらくなった、歩く時につまずくようになった。など生活の中で細かい作業に支障が出るようになります。
また動作に関わらず、消化器系た精神面の変化もあります。便秘や汗の量が増えたり、意欲の低下や不安などの症状があります。この前触れ症状だけでパーキンソン病
とは判断できませんが注意が必要です。
初期症状
歩く時に足を引きずったり、腕を振らない歩き方、歯磨きや洗髪が難しくなったりといった日常生活における違和感、じっとしている時に震えが起こるといったものがあれば、パーキンソン病が一つの可能性として考えられます。 特に、パーキンソン病の初期症状として、安静時の震え(安静時振戦)が多くみられます。
4大運動症状
非運動症状
運動症状のほかには、便秘や頻尿、発汗、易疲労性(疲れやすいこと)、嗅覚の低下、 起立性低血圧 (立ちくらみ)、気分が晴れない(うつ)、興味が薄れたり意欲が低下する(アパシー)などの症状も起こることがあり、非運動症状と呼んでいます。
パーキンソン病患者身体的特徴
振戦(ふるえ)、動作緩慢、筋強剛(筋固縮)、姿勢保持障害(ころびやすいこと)が主な運動症状です。
ふるえは静止時の振戦で例えば手の場合、椅子に座って膝に置いている時や歩いているときなど力を入れていない時に起こります。
動かすとふるえは小さくなります。筋強剛は自分ではあまり感じませんが、他人が手や足、頭部を動かすと感じる抵抗を指しています。
動作緩慢は動きが遅くなることで、同時に細かい動作がしにくくなります。
最初の一歩が踏み出しにくくなる「すくみ」が起こることもあります。
姿勢保持障害はバランスが悪くなり転倒しやすくなることです。
姿勢保持障害は病気が始まって数年してから起こります。
最初から起こることは無く、病気が始まって2年以内に姿勢保持障害が起こるときには、進行性核上性麻痺などの パーキンソン症候群 の可能性があります。
表情による相違
末期症状
パーキンソン病の末期症状は、 歩行が困難となったり、嚥下障害となり誤嚥をしやすくなったり、幻視や認知機能低下から興奮しやすくなってしまったり と日常生活が困難となります。
何科を受診するのか
脳神経内科、神経内科を受診します。
気づいた時にはまず神経内科を受診しましょう。
診断
問診から始まります。
問診でパーキンソン病が疑われたら、検査で脳や筋肉などの異常を調べます。
他の病気ではないことを確認するための画像診断、血液検査、尿検査も行います。
これらの結果を厚生労働省が作成した診断基準と照らし合わせ、基準を満たしていれば、パーキンソン病と診断されます。
厚労省が作成した診断基準と照らし合わせ、基準を満たしていれば、パーキンソン病と診断されます。
パーキンソン病の診断の流れ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230815/15/sakakita20/98/3f/g/o0920052615325546389.gif?caw=800)
パーキンソン病進行状況
左側の絵は上記同様ですが見難いので再掲します。
パーキンソン病治療ガイドライン
治療
パーキンソン病の基礎知識と療養のポイント - 神経難病の知識 - 兵庫県難病相談センターホームページ (agmc.hyogo.jp)
薬物治療
残念ながら現時点では根本的に病気を治す治療はありません。
治療は脳内で不足するドパミンを補うLドパ療法や補助的な薬剤を使う薬物療法が
中心になります。
他にも便秘や排尿障害などの非運動症状に対する治療も行います。
治療の目標は症状の緩和です。
各種薬の中でパーキンソン病に効果のある薬をIPS細胞を使い見つけます
パーキンソン病:治療に既存薬が可能性 iPS細胞で確認 | 毎日新聞 (mainichi.jp)
医師は謙遜しておられますが!
この患者さんは、階段の昇降には四つ這い状態でしたが、歩けるようになりました。
素晴らしい技術だと思いました。
機能的神経疾患センター(機能神経外科) | 医療法人徳洲会 湘南藤沢徳洲会病院 (fujisawatokushukai.jp)
湘南藤沢徳洲会病院 機能神経外科医 山本 一徹 医師
パーキンソン病の治療には薬物療法のほかに、刺激発生装置やポンプなどの機械を用いるデバイス補助療法があります。デバイス補助療法は英語でdevice aided therapyですので、頭文字をとってDAT(ダット)と呼ぶこともあります。
デバイス補助療法(DAT: device aided therapy)|慶應義塾大学病院 KOMPAS (keio.ac.jp)
臨床・研究の力で、パーキンソン病治療という巨大岩盤に穴を開けて欲しい (asahi.com)
パーキンソン病は遺伝するのか
遺伝性、若年性のパーキンソン病が稀にみられますが、普通は遺伝性ではありま
せん。
ひとまずほっとしました。
パーキンソン病は、ほとんどの場合遺伝しませんが、若年発症の方では親から子へ
遺伝する様子が見られ、原因遺伝子も複数確認されています。
遺伝するパーキンソン病は、常染色体優性(顕性)遺伝、常染色体劣性(潜性)遺伝、(まれにX連鎖遺伝)という形式で受け継がれます。
順天堂大学大学院医学研究科 老人性疾患病態・治療研究センター准教授
舩山 学 氏
新規パーキンソン病の原因遺伝子の発見
患者の10人に1人は親から子へ病気が遺伝する遺伝性パーキンソン病 です。
遺伝性パーキンソン病の大家系から患者8人と非発症者5人を診察し、DNAを採取
しました。遺伝子配列を調べた結果、患者では特定の遺伝子多型を持つ割合が多く、
この遺伝子多型を持っているとパーキンソン病を2.5~4.7倍発症しやすいことが明ら
かになりました。
パーキンソン病発症仕組み解明 20230420追記
2304_Takeshima_NatCom-a0bf813ac5b2b53f20f519a6f54de334.pdf (kyoto-u.ac.jp)
パーキンソン病になり易い生活のパターン
パーキンソン病になりやすい生活パターンや性格はあるのか?│ケアスル介護 (caresul-kaigo.jp)
①過度のストレスがかかるような生活をしている。
慢性的なストレスが神経細胞の損傷を引き起こすことによって、パーキンソン病の発
症リスクを高めることが示されており、ストレスがかかるような生活をしている場合はパーキンソン病になりやすいと言えるでしょう。
②食生活の乱れや慢性的な睡眠不足。
食生活の乱れによって起こる栄養不足は身体機能だけではなく、脳の機能にも影響
を与える可能性があります。また、慢性的な睡眠不足は身体の免疫機能を低下させ、神経細胞にダメージを与える可能性があるのです。
③アルコール摂取量の多い生活をしている場合。
過度のアルコール摂取によって神経細胞にダメージを与え、パーキンソン病の発症
リスクが上がることが研究によって報告されています。
うーん・・・過度の??? 私には角が有るように聞こえますです
パーキンソン病になりやすい性格
オーウェンらの研究によると神経症的な傾向にある人とパーキンソン病の発症リスク
の関連性に関して、神経症的な傾向の人がパーキンソン病になる確率が高いことが
示されています。
ただし、研究は「神経症的な傾向がパーキンソン病を引き起こす」と結論付けているわけではなく、あくまでも傾向であるため直接の原因とはされていません。
結論から言うと、特定の性格がパーキンソン病になりやすいことを示した医学的な
根拠はなく、何とも言えないというのが現状です。
下記のような事を書く病院も有り何とも・・・
この病気は不思議なことに病気になりやすい性格があると言われており、実際、真面目で几帳面、融通がきかないといった性格の方に多く発症し、また喫煙者では少ないことが知られています。うーん、禁煙してウン十年経過!!!タバコ吸おうかな
パーキンソン病 - 東京逓信病院 (japanpost.jp)
日本人のパーキンソン病患者数
日本での患者の割合は約1000人に1人、平成26年の統計では約16万人以上がパーキンソン病に罹患していると推定されています。 アルツハイマー病と並んで、頻度の高い神経変性疾患と考えられています。
増加している理由として加齢と共に発症しやすい病気の為高齢化に伴い増えているということと、診断と治療の発達によりパーキンソン病の方の寿命が延びているからと言われています。
男女比は1:1.5~2でやや女性に多いです。 遺伝性も5~10%あると言われています。
まとめ
私の場合遺伝については、既に高齢域に到達しているので遺伝による発症の心配は無いと思われます。
しかし、MTXの投薬による免疫低下・睡眠不足・飲酒・比較的几帳面な性格等
何とも確率は高いかも
発症しても、重症度1度・2度程度で5~10年過ごせるなら重症化する頃には
千の風になっている事でしょう。
下手の考え休むに似たりだよね
心配してもどうなるものでも無し、なるならなった時
もう笑うっか無いね~
パーキンソンよさようなら来るんじゃないよ
おっと可能性のあるのは、レビー小体型認知症もなんだよね
両病とも丁重にお断り申し上げまする
最後まで読んでいただきありがとうございました
それではまたお会いしましょうね