こんにちは、榊です🌿.∘
今日はなんてことない雑記です。




九州にいた時から小腹がすいたり
飲みの〆としてラーメンを食べるなら
とりあえず豚骨ラーメンばかりだった私

東京に来て住むところ住むところ、口に合う豚骨ラーメンのお店は近くには無かった。最近になり、友人や親友に教えられ、東京で食べる色んな味のラーメン屋を巡るようになった。







たまに行くラーメン屋さんがある。

行列ができるほどではなく、いつも入れる。
人はまばらではあるものの
私と友人が行くといつも誰かはいて、
誰かが入ってくる。


でも私は並ばなくていいことも含め
その店がとても好きで安心して入れる。


初めて連れられ入った時に
豚骨以外のラーメンも美味しいのだな
と知った。




2回目連れられ来た時はそのお店の綺麗さと
その社訓をまじまじと見つめた。

3回目来た時は違うメニューを頼んでみたり
味変を色々と楽しんでみた。



以降数回行っている。
元々その味のラーメンが好きだったわけではないけれど、いつの間にか安心して、たとえ一人でもご飯食べるならここに行きたいと思うお店のひとつになった。


お店が綺麗ということは
その時間や体力を捻出しているか、
空いた時間に掃除が出来る余力があるか
または清掃業者を入れているなど
色んな理由があるけれど、

汚れやすい飲食店で綺麗だなって思われるように保てるというのはいずれにしても並大抵のことでは無いと思ったりする。

人から見えるとこだろうが、
見えないところだろうが。



とにかくなんだという話ではあるけれど、
そんなふうになんとなく思い、行く店がある



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日は変わり
初めて行く場所、珈琲店を訪れた。
たまたまGoogleMAPで見つけたお店



入ってみると家族連れ、ひとり来店
そんなに広くないスペースに珈琲を待つ人達

そこもたまたまだったかもしれないが
並ぶ訳では無かったけれど
誰かは入ってきて、誰かはいる。


平日だったから、
休日は多分入れないかもしれないな



いつものように親友とだが、
親友がトイレに行っている間に
ホットコーヒーとホットラテを頼み
親友が好きなプリン、ならば私はと
いつも頼まないようなティラミスを頼み2階席へ





親友「トイレがすごく綺麗でさ」

そういう親友を尻目に、上から見おろすと
洗った物が綺麗に置かれてるのが目に入る

私「(すごく丁寧な人なんだな)」





スイーツもコーヒーも
一緒に食べるとすごく美味しい

私がコーヒーの味の違いとかをこと細かく、こと詳しくは分からなくても、一緒に楽しむ良さを自然に教えて貰えた気がした。




プリンは私も親友も好きでよく食べる。

逆に2人とも普段はティラミスは選ばない。
避ける理由はどことない重量感だと思うけど、
珈琲店で食べたティラミスは、
軽くてとても美味しかった。

他のスイーツも試してみたいと思った。




ちょっとしたお店側のこだわりや
置いてあるもの。

例えこだわっていなくても、
お店の「しごと」に気づくのも
なかなかスキルがいることだと思う。

何も気にしていないと、「ふーん」で終わることだって多いだろうし、私は成人したての時なんか、そんなことが多かったように思う。




私の親友は沢山の良さに気づける人。
私もその親友の良さ(長所)から、自分も「いいところ、素敵なところを見つけられる」ということをさせて貰えているように思う。





ふとコーヒーを飲みながら、
自分のお店に何回も来てくれてるお客様も
そういう、良さに気づける人が多いのかもしれないというのを実感する。


私はお客様に
来て欲しいと直接営業をしないので

何であれ私のいい所とか、時間を楽しむということをしてもらえなければ、あるいは私がそれを感じさせることが出来なければまた来ては貰えない。

自信過剰ではないけれど、
自分の心に負荷をかけない為に、
せめて何を選ぶかのベースはお客様にあることを私は基軸にしていたいと思う。ただそれだけのこと





何となく、珈琲店の入口扉のそばに
丁寧に並べられた皮の傘袋を見つめながら
私も漠然とではあるけれど、仕事でもまだもっと頑張れるところあるよな、と思った。



例えばエステだと「施術をするのが仕事」で
「清掃がされて無くても構わない」という人もいる。それもひとつのあり方だと思うから私からしたらどうでもいいこと。

私は清掃もひとつの「しごと」だと思ったりする。それは直接利益として課される仕事ではないが、
真心と、お客様への心遣いと、
何より自分のための「しごと」であるからだ。
上手い下手はさておき、それをしようとする姿勢。





とはいえ、その「しごと」が「業務内容として義務でない」のなら、「しごと」をしない人を責めるのはお門違いだ。

当たり前に業務として課されていないことで
軋轢を生んでしまうのなら、
それは店の運営側が

・業務としてないから、できる人がやるもの、とアナウンスしていない
・みんなができる状態にしたいならマニュアル等作成してやる人やらない人で差をつける

などなどの仕組みづくりを怠っているだけなのだから、怒るならTwitterでぶちまけるのではなく直接運営に言うべきだろうと思う。

それをパブリックな場所でぶちまけることは
店の評判、自分の評判を落とすことに繋がることもあると私は思う。

あと私は「嫌な店なら行かなければいい」「嫌な店なら働かなければいい」と思う。




当たり前じゃん
完全に自分の店じゃないじゃん、そこ。






私なら2回目行かない、それで終わり。
失敗は勉強代だ。その値段がいくらでも。
絶対失敗したくなければ私は最初から選ばない。

そして辞めたらそれで終わり。そもそも自分の店じゃないから理想の店が欲しいなら自分で作るが大正解。そうでなければ探し続けるか、妥協するか。

どんだけもがいても現実はそれでしかない。
他人のことはすぐには変えられない。変化を起こすなら地道な時間と、体力と、考える力が必要。









ご馳走様、と出入口から軽く挨拶をすると
コーヒーを用意する店主さんが
こっちを見て満面の笑みで挨拶してくれた。




また来たい。笑






親友と顔を見合せて笑った

「また来たいって思ったよね!!」
と言い合いながら、その店だけが色づいて見えた通りを後にした。