シャリースが、本日のNHK「SONGS」で特集された。
今まで、いくつかの日本の番組で特集されてきたが、やはり、今日の「SONGS」は、しっとりとした大人の作りで、シャリースの魅力を、品良く紹介していた。
シャリースの今までの歩みも、大げさに過ぎず、シンプルに紹介していて、それがかえって説得力を感じさせた。
シャリースのかつてのビデオも、一番の聞かせどころを編集していたし、「SONGS」用の生歌も、バックバンドが重厚で、シャリースの歌声を盛り上げていた。
「I will always lovve you」や「My heart will go on」などのカバー曲は、今まで、ほとんどフルコーラス歌うのを聞いたことがなかったが、「Songs」では、思いっきりフルコーラス。シャリースの歌唱を十分に堪能できた。
それぞれの曲の紹介のMCも良かった。
なんとも品がある。時折はさまれるシャリースのインタビューも穏やかでいい。
「いい」「いい」とばかり言っているが、いいものはいいのだがら仕方ない。
シャリースの歌唱は言うまでもなくいいが、番組の作りも本当に良かった。
しかし、シャリースの歌唱は、いよいよ艶を増してきたと思う。
ところどころ、以前よりも少し壊して歌っているが、それでも耳障りな「アクの強さ」寸前にコントロールしている。
ハイトーンの圧倒的なボーカルは相変わらずだが、小さく歌う声の美しさ、説得力が、以前よりも磨かれてきたように思う。フェイドアウトなのに、声が震えることなく、しっかりと太く高く消えていく様子は、もはや形容の言葉もない。
ラストの「In this song」は、感動的な訳詞も手伝って、絶唱だった。
コントロールされた必死さ。
いつも感じることだが、これがシャリースの一番の魅力のように思う。
いよいよ日本での認知度も高まるだろう。
どこまで羽ばたくのか。
これからも応援していきたい。
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