必要な人のもとへ(高木美保さんの一言に思う) | 榊邦彦 OFFICIAL BLOG new

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けれど一方で、言葉や愛がまったく立ち向かうことのできない不安や困難も、
また、存在しないのではないか……僕は、今そう思っている。
『100万分の1の恋人』榊邦彦(新潮社)

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 昨日の「誰も知らない泣ける歌」に出演していた高木美保さんの言葉が印象的だった。

 「本当に必要な曲は、本当に必要な人のもとに届くように出来ている」

 本当にそうかもしれない……。
 
 小説を書いて、単行本になる。
 一冊でもたくさん売れてほしい、一刷りでも版を重ねたいと思うのは、当然だ。

 それでも、一番大切なのは、「一人でも、誰かが必要としてくれる作品であること」だと思う。
 そんな作品であってほしい。

 これからも、そんな作品を書いていきたい。