数少ないツーショットの一枚です | 榊邦彦 OFFICIAL BLOG new

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けれど一方で、言葉や愛がまったく立ち向かうことのできない不安や困難も、
また、存在しないのではないか……僕は、今そう思っている。
『100万分の1の恋人』榊邦彦(新潮社)

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現在、岩波ホールで、
「そしてAKIKOは… ~あるダンサーの肖像~」
が公開されている。

そのパンフレットに、文章を寄せた。
アキコとの思い出や、最後の数日のことなどを書いたのだが、岩波ホールのKさんとメールでやりとりする中、こんなことがあった。

Kさんから、「ページの右上に写真を掲載したいので、お借りしたい」との話があった。

「なんで僕の写真?」と思いつつも、ちょうどその頃、別件で、僕の著者近影について、他社とあれこれやりとりをしていたこともあったから、深く考えずに、「こっちも同じ写真でいいだろ」と、ファイルを準備していた。
妻さんにも、相談してみる。
妻さん「その写真でいいとは思うけど……。でも、ほんとに夫さんの写真なの? アッコちゃんの踊っている写真とかじゃないの?」
僕「なんで、僕の文章にアッコの写真なんだよ。僕の写真だと思うけど……」
妻さん「間違って、夫さんの写真送ると恥ずかしいから、念のため確認してみなよ」
僕「……たしかに、勘違いだとかっこ悪いな」

ということで、Kさんにメールで確認してみる。

「写真って、僕の写真ですか? アキコの写真ですか?」
間もなくして、Kさんから返信が届いた。
実は、Kさん、すでに写真のデータは手にしていて、
「こちらの写真をお借りして掲載したい。添付画像をご確認ください」
とのこと。
「なんだ、送る必要はなかったんだ」
そう思いながら、添付されたファイルを開いた。
僕の近影写真でも、アキコの踊っている写真でもなかった。
 

画像


少々、恥ずかしいのですが、どうせ公開されているものなので、アップしました。
しかし、この写真、手元にありません。
映画の中でしか、見たことない……
どこにあるんだろ。