いつだったか、先輩が親になったなぁと思う瞬間は?という問いに、
我が子のうんちの匂いが陽だまりの匂いに感じた時と答えていた。

その気持ちが今わかった真顔
他人の、しかもうんちなのに、ちょっといい匂いとさえ感じてしまう、母性本能よ。


そんなこんなで出産レポ続きです。


⭐️朝6時
再び陣痛の痛みが酷くなる。
2ヶ月前に同じく無痛分娩で出産した友人が麻酔が効かず、痛すぎて産んだ瞬間は記憶が飛んだくらいだったと言っていたのを思い出し私も麻酔効きづらいのでは?と絶望感に苛まれる。

⭐️8時
再び神君臨。
追加の麻酔を打ってもらう。
すると途端に痛みは引き、この後出産まで麻酔がしっかり働いてくれました照れ

⭐️〜10時
代わる代わる看護師やドクターが現れ、股の状態を確認される。
羞恥心ってなんだっけ状態。

⭐️10時すぎ
子宮口全開。
看護師にいきみ方を説明される。
痛みはなくても陣痛が来る感覚はあるので、そのタイミングで3回10秒ずつ、巨大なうんちを出すようにbottom に全力をこめろと。

そんなことしたらSiriが爆発するじゃないか、とafraid の意を表明したら、爆発してもちゃんと薬を処方たり対処出来るから、Siriのことは忘れてBabyを出す事だけ考えろと諭される。

⭐️11時
いきみ開始。
別の友人は10回くらいいきんだら出てきたよーと言っていたのを思い出して、あと少しで産まれる〜と勝手にゴールを想定し始める。

夫、看護師からいきむ時に私の足を持ちあげて支える役目を仰せつかる。

え、そのポジション丸見えですやん。

再び羞恥心が顔をのぞかせるが、そんなこと嫌がっている場合ではない。

⭐️12時
いきめどもいきめども、何も出てこない。
それでも、いきむたびwonderfulだの  awesomeだの fantastic だのありったけの賛辞を飛ばしてくれる看護師にアメリカの褒めて伸ばす文化を感じる。

⭐️13時
いきむたびにgreat proceeds だのcoming soon と言われるが疑心暗鬼になる。
もう100回くらいいきんだと思うんですけどー。

⭐️13時半
あと数回で赤ちゃん出るよ!!
と言われたので、股側に鏡を置いてもらい状況を見させてもらう。

わぉ、後頭部こんにちはしてますやんポーン

⭐️13時49分
愛息子誕生!!!!!!!!!!!!!!!!


⭐️〜16時
息子の処置や諸々測定、私の後産の処置がほどこされる。
初めて我が子を胸に抱いて感動お願い
可愛いすぎる。
世界一イケメンな赤ちゃんを産み出したと惚れ惚れする。



そんなこんなで、病院にたどり着いてから16時間ほどかかりましたが、母子ともに元気に乗り切れた事に感謝キラキラ

病院のスタッフさんはもちろん、
獣になったり、弱気になったり、無の境地になったりした妻をずっと支えてくれた夫にも感謝。


ちなみに、カメラを新調して立ち合い出産に臨んだ夫なのだが、
感動の誕生シーンは妻の足持ち上げ係として働いていたので、カメラを手に取る暇はなくニヒヒ
夫婦の記憶の中にだけしっかりと刻まれることになった。
写真はまだはしゃいでいた陣痛室に入ってすぐの時間、部屋を観察しながら撮った産まれたベビーの処置用ベッド。

もうすぐここに我が子が乗るのかぁとソワソワしていたあの時間が既に懐かしいです。

続く。