昨日開催の【研師 本阿彌毅と小野敬博の刀剣講座】。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました
研師とは?というお話から始まりました。修行は10年。全国で研師(資格はいらないので自称)は100名いないかな…。刀匠やお客様からの依頼の他に文化財としての刀の保存、修復も大切な仕事。刀を研ぎ減らさないよう(刀に負担をかけないよう)悪いところだけを修復する。「どこを直したの?」と言われるのが一番の誉め言葉。部分修復は研師だけではできない場合も多く鞘師や白銀師とチームで当たる。(毎年、新作刀展の展示替え休館中に部分修復の研修会が行われています。)
いくつも質問が出され、終始和やかな雰囲気の講座でした。
最後の質問は『一番印象に残っている刀は?』しばらく考えた後、本阿彌さんは『コンクールへ初出品し初受賞した刀』と。小野さんは『初めて研いだお客様の刀。大変喜んでいただいたので』というお答えでした
実は本阿彌さん、小野さんの他に、お二人職方さんが応援に来られてました。お一人は後ろ姿がもうお一人はお顔が写ってますが分かるかな…。分かった方は展示館通、職方通ですね
8/24(金)~26(日)の刀職者実技研修会には職方さんが勢揃いします。
お楽しみに
終了後、『質問があってよかった。』とお二人がおっしゃってました。質問をきっかけに話が広がりますもんね (こんなこと聞いていいかな…)なんて気にせず聞いちゃいましょうね。