昨日開催の友の会特別講座のご報告です。
ご参加いただいた会員の皆さまありがとうございました


『皆さまがわかりやすく日本刀と向き合えるお手伝いになれば…』宮入刀匠の解説から始まりました。

今回のテーマは「地鉄」。
いろいろな景色が現れる地鉄は日本刀の魅力のひとつですね。
折り返し鍛錬による積層がその大きな要素なのですが、そこに時代性や地域性、作者、素材といった要素が加わり、より複雑な肌模様となるのです。例えば、山城伝の地鉄は「鍛え肌が細かく美しいのが特徴」といわれていますが、あくまでも一般論、違う肌模様もあるのです。そこが難しいところでもあり、おもしろいところでもありますね



『古刀の地鉄は「粗(そ)」、新刀の地鉄は「密(みつ)」その違いを体感してください。』
手前より南北朝代表 長船長守・江戸初期代表 越前康継・江戸末期代表 藤原祐永。
同じ備前でも時代が違うと肌模様も違います。
代表三振りを参考にこちらの三振りをプチ鑑定。ドキドキ緊張度が増します。

入札ではなく耳打ち鑑定
ゴニョゴニョ……
『正解

』
手前より志津三郎兼氏・宮入小左衛門行平・水心子正秀というスペシャルなラインナップでした

鉄の展示館友の会では会員随時募集中です

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