みなさん、こんにちは
まずは、臨時休診のお知らせです。
3/14(木)
3/29(金)
終日休診になります。
お薬・フードの確認のほど
お願い致します。
さて・・・
今日は、避妊手術をしに来てくれた
7か月のポメラニアンと柴犬のミックス きなこちゃんを
紹介していきたいと思います
まず初めに術前検査
(レントゲン・血液検査)をしていきたいと思います。
採血中も
撫でて撫でてと、とても可愛い
手術まで少し待機・・・
前を通ると
しっぽをフリフリ
さて、手術が始まります。。
ドキドキ
無事手術が終わり麻酔から目が覚めて、
夕方、犬舎から出してあげると・・
まだ少し痛いかな???
と、きなこちゃんと呼んでみると・・・
ドンッッ
カメラが気になったのか、
すっごく近くまで駆け寄ってきてくれました!!
人懐っこくてみんなメロメロです
そしてお迎えの日・・・
傷口を直接舐めないように術後服にお着替えします。
少し残念そうなお顔をしてますが、抜糸までの我慢
10日後抜糸まってるよ~
さて、ここで可愛いきなこちゃんとはお別れして
避妊手術について、少しお話していきたいと思います!
(この先臓器の写真が写ります。白黒加工してますが、苦手な方はスクロールお願いします。)
当院では、体の中に糸を残さない手術をしています。
(すべての手術ではありません。)
なぜ、糸を残さないようにするのかというと・・・
縫合糸反応肉芽腫(ほうごうしはんのうにくがしゅ)といって
体の中に残った糸に体が異常反応を起こし、
手術した部分や、その周囲にできものができてしまう可能性が
あるからです。
この症状が出てしまうと再度、手術した場所を開けて、
できものを取り除かないといけなくなってしまいます。
どうやって体の中に糸を残さず手術するのかというと・・・
シーリングという機械を使います
シーリングとは、切断面を焼くことで、糸を使わずに止血を行ったり、血管を切ることができるとても便利な機械です。
これを使うことによって、体の中に糸を残さずに手術ができ、
なおかつ、手術時間の短縮になり、ワンちゃんネコちゃんの麻酔の負担を減らすことができます
次に、避妊手術をすることで防げる病気 ‟子宮水腫”
という病気を紹介したいと思います
子宮水腫とは子宮の分泌物が子宮の中に溜まってしまい
拡張する病気です
一枚目が子宮水腫になっている子宮です。
白く囲んでいるところが子宮です。
後ほど出てきますが、正常の子宮に比べると太くなっています。
一枚目の右側アップすると、、、
分泌物が溜まってるのがわかります。
三枚目が正常の子宮です。
一枚目と比べると子宮の太さが違うのがわかります。
この病気は、
中高齢(約6歳~)の犬猫が発生しやすくなっています。
ホルモンや発情と関係があるといわれてますが、
はっきりとした原因は不明です。。。
症状としては→膣からの分泌物や、水を飲む量が増えたり、おしっこの量が増えたり、元気・食欲がないなどがありますが、中には無症状の場合もあります。
お腹のエコーや血液検査などで発見されることが多いです。
このまま放っておくと・・・
水腫に細菌感染が起き、命の危険に関わる病気 ‟子宮蓄膿症”
に進行する可能性があります。。
(子宮蓄膿症→細菌感染により子宮内に膿が溜まってしまう病気)
生理が終わったのに出血してる、膣から分泌物がでてる、食欲が減ってる、元気がないなど、
少しでも気になることがあれば
いつでも相談してください
当面の間、日曜休診とさせて頂きます。
ご迷惑おかけいたしますが、
よろしくお願い致します。
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