ということでWEBマーケティングの
本を読みました。。。
↓ ↓ ↓
↑ この本を読もうと思ったきっかけは、
「既存メディアとネットの違い」
について考察した本を読みたい、と思ったからです☆彡
７月３０日から毎週超次元占星術の週刊星占いを
UPしていったり、 「小説家になろう」 でも、自分の
ネット小説をツイッター広告、FB広告、グーグルアドセンス等
を活用して売り込んでいる著者さんも多くなってきている
のを見たりして、 「紙媒体にこだわる必要性」 って何なの
かな？？ と、改めて考えたくなったのです☆彡
著者は、「東洋経済オンライン」 編集長、佐々木紀彦さんです。
2012年くらいに刊行された本ですが、今読むと、この頃すでに
メディアの未来として見通されていたことが、2018年には
リアリティを伴って現実化していっているな、ということ。
もともと 「東洋経済新聞社」 は、ご存じの方も多い
でしょうが、 「会社四季報」 などを発行する出版社
でして、駅売りの 「東洋経済」 がメイン紙です。
酒井さんは高校の頃から 「会社四季報」 が大好きで
よく読んでいました（＾＾；；）。 なんか世の中をすごく
知った気になれて、生意気になれる気がしてなんか
好きなんですデータの見方とかはわかんないですが。。。
そんな東洋経済新聞社も、他の出版社や新聞社とたがわず
WEBメディアと既存の紙媒体とをどう使い分け、どうWEB
の原稿でおカネにするのか？？ ということで頭を悩ませて
きたそうです。
そこで東洋経済新聞社は、本誌である 「東洋経済」 と、
「東洋経済ONLINE」 とを分けて考えるようにしたそうです。
紙媒体とWEB媒体の違いを徹底的にリサーチし、従来の
「あくまで偉いのは紙、権威あるのも紙であり、WEBは添え物」
という出版人の思い込みを改革するところから始めたのだそう。。
その結果、東洋経済ONLINEは2012年の佐々木編集長
就任から３か月で、これまでの 「あくまでも本誌の添え物」
に過ぎなかった 「東洋経済ONLINE」 のページヴューを
１０倍にさせることに成功。 最近では本誌である 「東洋経済」 誌
よりも、 「東洋経済ONLINE」 のほうが若者には知られています☆彡
かくいう酒井さんも本誌は読みませんが、WEBニュースポータル
で流れてくる 「東洋経済ONLINE」 の記事は大好きでよく読みます。
貧困問題のルポとか、大卒風俗嬢の特集とか、他のサイトとは違う、
どちらかというと経済新聞社なのに、 「経済から置いて行かれた弱者」
に力点を置いている記事づくりがとても好きです。
そんなわけでこの本には、 「WEBと紙メディアの違い」 に
ついて明瞭に描かれておりました☆彡
それは詳しくは本書を読んで欲しいのですが、酒井さんが
特に 「うんうん！！！！ そうだそうだ！！ ×１００」
と同意してしまったのが、
「紙は建前、WEBは本音の世界」
という大変鋭い考察です。
酒井さんの占い師としてのキャリアスタートは 「占いライター」
でした。 女性誌の星占い記事や業界雑誌の星占い記事を
けっこう書いてきましたが――。
これがアカンかったわけです。。。
占いという媒体は、実は 「WEB」 のほうが相性がいいのです。。。
なぜかというと、出版社がチームで行う本作りというのは、
本書でも指摘されているように 「建前」 の世界だからです。
「建前」 という言葉に甘えてやりたい放題やってしまうと、
結局は 「うそ」 ということになってしまう。
占いメディアはそういうことになりやすいのです。
だから占いを広めるときは、既存メディアの手法を絶対に
踏襲するべきではないと酒井さんは考えています。
反対に、佐々木編集長がおっしゃるように、WEBは 「本音」 の
世界。 建前なんかもう聞きたくないよ、と言う人が、自分の
リアリティを求めて検索してたどり着く世界です。
だから、紙媒体では酒井さんの 「占いなんてくそくらえ！」 という
主張は入れられません。 そっちは、全員みんな等しく思っている
「本音」 ではあるけれども、その 「本音」 に目を背けなければ
成立しないのが占いをメディア展開するという矛盾なのです。
「小説家になろう」 をはじめとした、小説投稿サイトの混迷ぶりも
結局はそういうことでしょう。
「なるたけ多くの人間に買わせる・読ませる」 ことを前提に
している書籍、というメディアでは、 「どうやったらたくさんの
人に届くか？？」 ということありきで編集していくわけで、
そうするとディープな情報が欲しい理解力の優れた人に届ける
よりも、
「パンツ・おっぱい・女子高生・魔法」
という、理解力のない人に届けるコンテンツ重視に
なってしまう。
結果 「小説家になろう」 や他の小説サイトでは、ランキングは
もはや 「同じような作品ばかり」 になってしまい、複数アカウント
での自作自演の方法や不正ポイント取得などの手口が広まる
につれてもはや 「異常なPV数」 がついたり 「異常なポイント数」 が
ついている作品のほうが 「陳腐化」 している現状です。
本当に実力でPVがついているのか？？？
それともあらゆる手口でかき集めたものなのか？？？
それを明確にするものこそ、 「そのコンテンツがどれだけ
マネタイズできているか？？」 という尺度に他ならないと、
佐々木編集長はおっしゃるわけで。
けっきょく、 「売上」 という、実でしかコンテンツの価値は
計れないのだ、と。。。
確かにブログ業界でも、 「これだけ稼ぐにはこれだけの
PVが必要である」 みたいな、方程式らしきものは散見
されますが、酒井さんなんか感情的にただ、自分の思った
ことを書きなぐっていただけのブログなんですが、それが
どういうわけだかおカネを生み出すようには最近なってきて
しまっているわけで。
そうすると、PVとしては大したことないんでしょうが、結局 「一人に
刺さるか、刺さらないか」 ということが大きいんですよね。。。
小説も、もはや紙である必要性はないですし、小説や漫画も
ぶっちゃけ、従来の 「これはどんな作品か？？」 という
ことより、 「これは誰が書いた小説か？？」 ということで
読まれる・読まれないが別れていくでしょう。
そうすると小説も結局は、 「著者本人の情報開示力」 が
カギとなるわけです。
どこの誰が書いたかわかんない名作より、 「共感できる
鈴木さんのへたくそ漫画・歌・小説」 とかのほうが読みたい、
聞きたい、というのがWEBコンテンツの世界です。
そうすると、恥ずかしがって自己開示せず文章力だの構成力
だの磨くよりも、自分の思想や嗜好、考えかた、キャラクター
などをじゅうぶん理解してもらってから小説や音楽に誘導する
ほうがWEBメディアとしては成功しやすいんですよね。。。
小説投稿サイトも、最近は 「マグネット！」 がいいとかいろいろ
聞くので、その辺もまた研究してみたいと思いますが、この本は
書籍化狙いで出版社などに媚びることは、WEBメディアとしての
あり方とは実は違うことだ、ということを明確に教えてくれる本でした☆彡
紙媒体を権威だと考えても、実際紙媒体ではもうマネタイズ（おカネ化）
できてないわけです。
だから紙出版社や編集者に媚びることはない。
いうなれば 「β」 と 「VHS」 の違いというか、方法論の
違うまったく別の宇宙なのが、 「紙媒体」 と 「WEB」
なのだと思います。
だからWEBの書き手が自らの権威付けを願って 「紙媒体」
に媚びることはない。 住んでいる宇宙が違うのですから。
というお話☆彡
ということで、 「VICE－ヴァイス―孤独な予言者」
https://ncode.syosetu.com/n0911cq/
の、イメージイラスト製作中です☆彡
よーやく郷原さんのイメージラフの下絵にペン入れできました☆彡
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↑ だいぶデッサンが上手くなったかな？？？
塗り絵が好きな人はこれにお好きな色を
塗ってもらって遊んでE－よ☆彡 ( ´艸｀)
イラストをこれからはどんどん描きたいでーす☆彡
