こうして議論が深まっていく。(ayafuyaさんのおかげです♡) | 占星術小説家@酒井日香の占い死ね死ねブログ

さて。



さきほどコメント欄に、心の友ayafuyaさんから、



「もうクレームしません」



なんてお寂しいメッセージが来ましたが、

ayafuyaさんのツッコミのおかげでプロの

セラピストさんから、ACとインディゴについての

専門意見がいただけましたよ~☆



プロのセラピストさんも、ayafuyaさんと

同じことを指摘してくださいましたので、

さっそく貼りたいと思います。



欧米人は、ayafuyaさんみたくつっこんで

くれる人をすごく大切にするんですよね。。。



そういう人がいないと議論が深まらない。



ayafuyaさんの知識量もすごいですから、

こういう感じで幅広く討論できるのって、

すごく刺激的で、いいことだと思います。



ayafuyaさん、そんな感じでこれからも

疑問点、気になったところなんかは、

がんがん教えてくださいねぇぇ♡




ayafuyaさんのブログは

こちら→http://healingogo.exblog.jp/







さて。そんな感じで、実は最近知り合いました

プロセラピストの



亀谷佳子さん




から、臨床心理学におけるACの

定義と、その扱い方などについて

大変わかりやすいコメントをいただきました

ので、ここに掲載してシェアしたいと思います。










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(以下、いただいたメール全文)




酒井 日香 様



先日のトークイベント、お疲れ様でした。

前回に引き続き、興味深く拝聴させていただきました。

『VICE』も読ませていただきましたよ^^



さて今回は、ブログにありましたACについて、

ちょっとコメントさせていただきたくメールしました。



まず、アダルトチルドレン=大人になり切れていないオトナコドモ

というのは、マスコミによって誤って流布された解釈です。




ACは、


「機能不全家族に育ち、健全な子ども時代を経ずに

大人になってしまった大人」



という意味で用いられます。





ですので、まずACと自称するのであれば、生育環境が

機能不全であったことが前提となります。



そもそもACは、アルコール依存症の親を持つ子どもが

大人になると、極端に自己評価が低かったり、ダメな親

(親の延長線上として恋人や配偶者の場合もあります)

から離れられなかったりといった、「生きづらさ」という

共通する病理を持つことに着目し、依存症の親だけでなく、

子どものケアの必要性を喚起する意味で名づけられたものです。





アルコール依存症は非常に表面化しやすい分、

心の病としての研究が進んでいたのです。






しかし実際は、アルコール依存症に限らず、家族としての

体裁は整っていても、中に入るととても家族として機能していない

家庭は多く存在します。




たとえば、外ではエリート会社員の父が家庭では暴力を振るうとか、

企業戦士の父親の不在によって、母親が異常に子どもに執着する、

といったケースです(他にももちろんいろいろあります…)。





そういった家族をひっくるめて「機能不全家族」とし、

そのような家庭に育った子どもが大人になったときに

見られる傾向として




「アダルトチルドレン(AC)」




という言葉が定義されました。






事後的に、アルコール依存症の家庭に育った場合は、

ACOA(Adult Children of Alcoholics)と呼ばれるようになります。






ではAC自称者にはどのような特徴が見られるかというと、

意外と、世間的には「いい子」だったり、「優等生」だったり、

もしくは周囲を率先して笑わせるようなひょうきん者だったりします。






もちろん、繊細で極端な価値観であるが故に、周りに

気を遣わせてしまうタイプの方もいますが。





外面はどうあれ、その内面は常に満たされず、隠れたところで

性的に奔放になったり、いつまでも親の支配から抜けられかったりします。

自分がボロボロになるまで、人に親切にし過ぎてしまうということもあります。




外見的には恵まれているように見えるのに、本人はまったく

幸福を感じられず、自信もない、というアンバランスな状態です。

このような状態を「病理」といいます。




本人には、その原因が家族にあるという自覚は、

あまりないのではないかと思います。



むしろ、ダメな親のケアをしなければならず、反抗期もないまま

成人したため、甘え方も分からず、自分の気持ちを解放することも

知らない、という抑圧された部分が多いように思います。





この病理を癒す過程で、社会や親に対する激しい恨みつらみが

出てくることはあります。




これは「遅れてきた反抗期」のようなもので、むしろ必要なプロセスです。





ただ、ありがたい親のことをありがたいと思えない人よりも、

問題のある親の元に育つと、許すのは少し大変だということは

お分かりいただけるのではないかと思います。




ただ、心の問題って、いつまでもそこにいてはいけないし、

それでいいんだと思ってしまっては、

本当に「大人になり切れない大人」になってしまうんですけどね^^;






これはACでも同じです。

最終的には、日香さんのおっしゃる通りなんです!




こういった理論は、どうしたらその病理から抜け出せるか? 

という目的を持つものですから、今の状態より成長しなければ

意味がないのはもちろんです。




んで結局のところ、アダルトチルドレンの問題として介入しようとすると、

やっぱり親への恨みつらみに終始して、なかなか自分と向き合えない

ケースが多く成果が得られなかったことと、先述のマスコミによる

誤用の流布があり、今では敬遠する臨床家の方も多いと聞きます^^;





日本の第一人者である、精神科医の齋藤学先生も、ACという言葉は

封印してしまったそうです。




私も、親をどうこう言うよりは、自分の中で親をどのように見ていたか、

感じていたかを自覚するよう促すインナーチャイルドの方が良いように

思います。客観性が保たれるというか…。




因みに、交流分析という理論でのACは、Adapted Child(順応した子ども)

という意味で用いられます。

今は、こちらをよく知る方の方が多いかもしれません。




また、インディゴ・チルドレンを提唱した心理学者の方ですが、

この方の分野は、超常現象を科学的に検証する「超」心理学なので、

どちらかというとオカルト系の方だと思います。




アメリカやイギリスは、この辺の境界は日本より緩いですよね。

心理学も、医療寄りのもの、教育寄りのもの、経済学的なもの、

オカルト的なもの、といろいろありますので…。



長々と書いてしまいました。

お忙しいところ、お手間を取らせ申し訳ございませんでしたm(_ _ )m



私は、日香さんの精神世界に取り組む姿勢がとても好きです。

これからも、ブログの更新やイベントの開催、楽しみにしております。

今後のご活躍をお祈り申し上げます。



カウンセリングルーム・ラウレア 亀谷佳子

http://www.laulea-life.com/

※当ルームは、女性専用です。



(※原文のままですが改行は酒井)


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うーん、なるほど。。。




ACというと、自尊心が異常に強くて、

社会になかなか適合できないという意味

ではなくて、逆に順応性の高い子どもっていう

意味もあるんですね。。。



「普通の心理学」



と、



「オカルト寄りの超心理学」



の違いも、門外漢には非常に違いが

わかりにくいところはある気がします。




「超心理学」



って確か、



「トランスパーソナル心理学」



とも言うんでしたよね確か。



んで、それが発展したのがNLP心理学とか、

そういう系統なのかな??




しかし、この間、波動鑑定士美紀さんや、

元精神科ナースの銀雷矢さんも言って

ましたが、精神領域で



「オカルトとオカルトじゃない線引き」



って、知れば知るほど難しいなぁと感じます。



精神科のドクターの中には、



「もう、治療の現場で霊の存在を認めない

わけにはいかないところまで来ている」



と主張する医者も多いと聞きます。



亀谷さん、そんなわけでまた、イベント企画

していますが、次回はぜひご登壇いただきまして、




「心理学を語る」




をぜひ、やりましょーーーーうぅぅぅ♡




いや、ayafuyaさんの疑問からまた、

世界が広がって楽しいですね。



ayafuyaさん、ホントにありがとうございました☆

ヾ(@^▽^@)ノ