【トレーニング】一ノ沢左稜 | 群馬境町山の会 "SAKAIMACHI Alpine club"

【トレーニング】一ノ沢左稜

大和会長と一ノ倉沢

 
2019/03/17 (日)
参加者:大和、小暮、石井、入江、小堀、寺本(筆
ルート:登山指導センター→一ノ倉出合い→一ノ沢左稜→シンセン尾根下山
の予定だった。
後で語るが、諸事情で一ノ沢左稜途中でピストンに。
 
 
去年の春からやりたいと言っていたが、
延期になっていた雪上トレーニングに
やっと連れて行ってもらえた。
 
早い出発。
会長に運転を任せて爆睡してしまう…
あっというまに到着。
一ノ倉まではほとんど平坦でスイスイ進む。
が、滑落しそうで怖かった。
 
途中ドーンとマチガ沢。
うん、綺麗。
 
そして、
 
どどーん!
私的には初めて生で一ノ倉沢を見た。
想像以上の大迫力だった。かっこよす…
 
 
さてさてここからトレーニング。
 
小暮隊長の教室が始まる。
コンテ、
スタンディングアックスビレイ、
スノーバーの使用方法等を滑落しながら身につけていく。
あまりに気持ちいい雪質だったので
喜んで転がっていく。
 
気づくと空腹になっていた。
 
小堀と大和会長が先に行っており、
その先に大きな木があった。
小暮隊長から
そこでお昼休憩にしようと声がかかる。
私たちも喜んで向かう。
 
 
後から聞いた話だが、
先に着いていた入江さんが
「木から音がする」と。
小暮隊長は「しないよ」とサラッと流し、
ピッケルで木を叩いたそう。
 
 
私もあと30m登れば休憩だと
石井さんの確保の準備が出来るのを待っていた。
 
 
と、
いきなり小暮隊長が
「熊だ!にげろ!」と大声をあげる。
 
ふと上を見ると木の上に黒い塊が、
 
木周りに放射状に逃げ出すメンバー
(私は下から傍観。1ミリも動けなかった)
 
熊も冬眠中に起こされ
大パニック。
大木から秒で降りてきたと思うと
大和会長のザックに乗り、吠える。
逃げ道にいた大和会長に襲いかかる。
 
小暮さんは大和会長にピッケル!と叫ぶ。
が、
大和会長は熊を傷つけたくなかったらしく
声をあげただけだった。
流石、動物に対しても仏である。
 
逃げ道が確保されると熊は一目散に逃げていく。
 
身長は私ぐらいあったなぁ
 
熊は大木のうろの中で寝ていたらしい。
矢印のところがうろの入り口。
我らが熊隊長入江さんによると
今までで一番大きかったとのこと。
 
もう休憩どころじゃなくなったが
お腹が空いては何もできない。
休憩しようとしたところが
熊の毛だらけになってしまったため、
そこを避けてお昼をたべる。
 
まぁそんなこんなで時間は過ぎていき、
ここで折り返すことに。
 
 
 
最後に、入江教室。
きのこを教えてもらった。
 
色々学んだが、
今回はもう
冬眠中の熊を起こしてしまった
というとんでもない思い出山行となった。
みんな無事でなにより。
やはり、入江さんといると何か起こる。笑
これからも楽しみである。