⑭柏崎刈羽原発の見学 | 堺市の交通まちづくりを考える会

⑭柏崎刈羽原発の見学

 

 選挙と同じ手法で地ならしを進める東京電力。

 

 

 

 昨年2023年10月に黒部ダムへ行った時に感じた違和感を、再稼働しようとする柏崎刈羽原発でも感じる。それは電力供給する管内ではないところで発電して、長い送電線を経て自社管内に配電する地域格差だ。北陸電力管内の黒部ダムから関西まで関西電力が、東北電力管内の新潟県柏崎刈羽原発から東京まで東京電力が、いずれも越境して電力を送電している。爆発事故を起こして13年経っても収拾がつかない福島第一原発も東北電力管内から東京まで東京電力が送電していた。

 

 2024年6月28日新潟ニュースNSTの記事によると、柏崎刈羽原発7号機の再稼働に向け、東京電力稲垣武之所長は7月から1,700社余りの地元企業への個別訪問などを通じて、これまで進めてきた安全対策の取り組みを直接説明するようだ。稲垣所長によると「これだけ安全対策工事をやって、新規性基準のもとに工事をやって、耐震性や耐津波性、その他の自然災害への体制は非常に強じんになっている」らしい。そんなに安全を謳うなら、越境せずに東京湾に移設すればいいのでは?電力も地産地消でいかがでしょう。

 一方、関西電力も福井県美浜町1基、福井県高浜町3基、福井県おおい町2基の合計6基の原発を稼働中。「原子力発電についてあくなき安全性の追求」と題してホームページで絶賛説明中。やはり関西電力においても大阪湾舞洲人工島でカジノや万博を浮かべるのではなく、夢洲原発でいいのでは?強引な万博推進をする大阪維新の会の後援は関西電力をはじめとする関西経済同友会なのだから、原発新設の方が公共事業としても美味しいのでは?

 一転、北陸電力や東北電力においても安全安心を謳っているので、大阪湾夢洲や東京湾に越境原発を建設してはどうか?本当に安全安心なら無問題だろう。もしそれが問題となるなら、安全が理解されず安心につながっていない証拠であり、新潟県や福井県においても十分な住民合意形成が成されずに安心につながっていないことになろう。

 

東京電力に質問1

関西電力と同じく、危険な原発を越境して建設稼働させるにあたり、地元協力金を支出していますか?

 

東京電力に質問2

こういった地元協力金は経産省資源エネ庁原子力立地・核燃料サイクル産業課と連携して推し進めるのですか?

 

東京電力に質問3 

関西電力と同じく、地元協力金をキャッシュバックさせていませんか?

 

東京電力に質問4

稲垣所長のおっしゃるとおり安全な原発なら、東京都民が使う電力は東京湾で発電してはどうか?


東京電力に質問5

新潟県から都内までの電力損失はいかほどか?


東京電力に質問6

大震災でモニタリングポストの機能停止はないですか?配置と能力は?