⑫柏崎刈羽原発の見学 | 堺市の交通まちづくりを考える会

⑫柏崎刈羽原発の見学

 前回その⑪では、自民党や維新の会などと懇意にしている経済同友会が率先して原発増設を検討していることを揶揄した。

 そもそも止まっている原発がほとんどで、それすらマトモに使えないのに、原発増やすってどういうことなの?「同じもの持っているでしょう!」とおもちゃの買い増しは叱られることくらい、小さな子どもでもわかること。

 

 

 以前、橋下・松井が大阪維新の会を牛耳る頃、大阪ではけったいなことが起こった。当時、電力不足を理由に関西経済同友会会長が関西電力社長に対して電力増々を文書手渡しでお願いする馬鹿げたセレモニーがテレビニュースで流れた。なぜなら関西経済同友会会長と関西電力社長は同一人物、そうあの悪名高い八木誠。よしもとの芸風「ごめんください、お入りください」のように一人二役するのかと思いきや、流石に副会長を使った。それほど電力会社を頂点とした利権構造が横行していた。ちなみに大阪維新の会を支えるのは当時も今も関西電力、関西同友会、統一教会である。
 
 八木誠は原発マネーに絡む金銭受領問題を受けて退任するまで、関西経済同友会会長をはじめ電力会社の頂点、電気事業連合会会長まで務めた大物。福井県に原発マネーを誘引してキックバックさせたあの事件は有名。「原子力事業を上手にやっていくには、地元にお金を落とすのが大事」と電力会社経営の要諦を講釈するほどあからさまなバラマキが話題となって、結局は捕まった。
 余談だが、東京電力福島第一原発が爆発した2013年から1年半ほどの間、インターネット報道メディアで東京電力記者会見を記事にしていたことがある。その頃、関西電力社長記者会見にも5〜6回お邪魔して、八木誠当時社長に質問したことがある。関西電力本社の記者会見場にて取材するのだが、もちろん記者クラブは例外なくあちらを忖度した質問しかしない。とんがった質問をするのは筆者だけで、動画中継では👍がコメント欄を埋めることもあった。
 八木誠の印象は、、、、日焼けしたヤクザの組長。