阪堺電気軌道はひとでなしか?その2
ところで、1974年第一回堺まつりが行われた時の大小路交差点を調べました。撮影向きが反対ですが、ちょうど当該停留場が写っています。おやっ!スロープがついていない!
ということは、どこかのタイミングでスロープを敷設したが、点字ブロックの敷設は怠ったということです。
堺市建築都市局交通部公共交通担当(ミツイ)に問い合わせたところ、竹山政権2年目の2010年、LRT計画見直しを公約に当選した竹山元市長に対して仕返しとして阪堺電気軌道に対する補助金(乗客が減少している阪堺電気軌道に対する支援策の一環)をせびり、車椅子やベビーカーのシームレスな利用促進を目的にスロープ敷設を行なったようです。しかも全額堺市の補助金でした。
一方で知恵が足りんかったのか点字ブロックを無料で敷設できたにもかかわらず、阪堺電気軌道は点字ブロックを敷設しなかったことが真相。
全額ではないが現在でも堺市は停留場の改良に補助金を設定しているが、阪堺電気軌道からの打診はないそうです。
阪堺電気軌道は車椅子やベビーカーには優しいが、視覚障害者には厳しい会社でした。
事実関係を時系列でまとめると以下のよう。
2006年 バリアフリー法、道路移動円滑化基準の決定施行
2010年 堺市の阪堺電気軌道への補助開始
2015年 石津北停留場新設
2016年 宿院停留場移設
2023年 道路移動円滑化基準ガイドライン策定
※「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー法)
※道路移動円滑化基準に従って建設された2停留場には国から⅓、堺市から⅓の補助金が割り当てられた。
🔺石津北停留場 🔺宿院停留場
国交省道路局企画課(フクシマ)曰く、「道路移動円滑化基準やバリアフリー法は、あくまで事業者が必要と認めた場合に設備の変更や敷設を行う基準です。」だそうです。費用をどこから捻出工面するかは別として、事業者である阪堺電気軌道が点字ブロックの敷設を必要性を感じているかどうかにかかっています。
阪堺電気軌道には堺市からの補助金がもらえることをお伝えしましたので、今どきなので補助金の有無にかかわらず点字ブロックの敷設をお願いしました。
大事なことなのでもう一度記します。阪堺電気軌道は車椅子やベビーカーには優しいが、視覚障害者には厳しい会社でした。
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