東日本大震災被災者支援ボランティア 大阪有志グループ 第2陣 | 堺市の交通まちづくりを考える会

東日本大震災被災者支援ボランティア 大阪有志グループ 第2陣

5/15~5/19に実施した支援ボランティアは、参加者ともに無事に完了いたしました。

片道950㎞を自動車3台で老若男女12名が往復し、移動で2日+現地で3日間、水産加工工場と住宅の中からの泥、衣服等、濡れた重い畳、家財道具の運び出しに従事しました。

被災後2ヶ月を経た今もなお、水道・ガス・電気が全く供給されず、がれき撤去も一切なされていない石巻漁港周辺地域にあることに驚きと怒りを禁じ得ませんでした。

そこでは地盤沈下による大潮満潮時には、じわじわと冠水します。操業再開には、20億円もの金銭的、地盤面、衛生面などで何の展望も見えない加工工場社長。工場前の自宅は、皮肉にも耐震補強した直後。大事なものを引き出そうにも、家の中は家具や衣服等々が散乱。それを次々と私たちが放り投げるのを、沈痛な面持ちで眺めるご家族。「みんな、頭の中が、パアになっているんですよ」と自嘲気味に語っておられました。

3日目は夕方、郡山市に投宿し、原発被害の実情を聞きました。底の見えない明日の地獄。疎開や避難が30万都市では不可能の中、怒りが渦巻いていました。

皆さん方のご支援で、無事帰阪することができました。ありがとうございました。詳しくはまたお会いしたときにご報告いたします。報告集も作成します。まずは取り急ぎお礼まで。

支援ボランティア 代表