皆様、こんにちは。

 

雨が続き、明日からの土日は活動できるのかと、そわそわしている金曜日です。

 

さて、明日は関西キッズドリーム大会の準決勝が行われます。

この大会は、以前少しお話しさせていただきましたが、4年生以下のチームが出場する大会です。

 

先日、大会前最後の練習試合を終え、この数カ月で本当に大きく成長したなぁと、嬉しく思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

選手たちは、もちろんこの大会で優勝したいという目標を持って、日々取り組んでいます。

でも、勝つか負けるかは、自分たちではどうしようもないところも多分にある中で、野球だけではない大きな力を身につけて欲しいと感じます。

 

その一つが、「相手も楽しい」ということを大事にできることです。

 

この日の試合途中、相手チームのキャッチャーが3年生だということを選手から教えてもらいました。

選手たちはこんなことを話していました。

 

「相手チームのキャッチャー3年生らしいで。」

「そうなんや、3年生やのにすごいな。」

「でも、捕るの苦手そうやない?」

「盗塁じゃなくて、打って点取らへん?」

「そやな。打って取った方が面白いな!」

 

 

試合中は、盗塁もできたら狙っていいよと話をしていましたが、点差や相手のキャッチャーのことが気になりだしたのか、そんな話をベンチでしていました。

 

以前、得点差が開いたら、国際大会では盗塁とかはしないっていうマナーがあるんよ。それは相手が下手だからというんじゃなくて、相手にも野球を楽しんでもらえるように、心遣いをするってことなんやで。という話をしたことがありました。

 

一緒に試合をしている中で、選手たちは、相手のキャッチャーを「自分たちよりも劣る」と判断したわけではなく、「まだ3年生だから苦手なことがたくさんある」と感じたようでした。

 

相手が楽しくなくなってしまうように勝つのではなく、相手もできる範囲で力を発揮し、自分たちも思いっきりプレーをする。

 

 

彼らの姿勢から、ただ勝つよりも大切なことを感じました。

 

 

もちろん、まだ4年生ですから、どこまでのことを感じてプレーしているかはわからない部分もありますが、こういう部分が彼らを強くさせる一つの要因なのかなと感じました。

 

 

そんなことを考えている時、IOCの会長も務められたジャック・ロゲ氏が2010年のユースオリンピックの開会式でお話しされた言葉を思い出しました。

 

「勝つためにはゴールラインを最初に超える必要があるが、チャンピオンになるということは、身体的な能力だけでなく、あなたの人格への賞賛も呼び起こさなければならない。もし同世代のロールモデルとして皆さんが振舞う準備ができたのであれば、順位に関係なく皆さんはチャンピオンになるだろう。」

 

 

彼らにもそんなチーム・選手であって欲しいなと思います。

 

 

すごいボールを投げる相手ピッチャーにワクワクしたり、打てなくて悔しくて泣いたり、忙しい彼らですが、いろんなことを大切にしながら、大好きな野球を楽しんで欲しいなと思います。

 

 

明日の試合も楽しみだね!!

 

 

 

 

 

Yコーチ

 

 

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