私たちsakaguraは絵本専門士2人のユニットです。働く大人にも絵本を届けたいと願い、活動しています。はじめましての方は、こちらをご覧ください音譜

 

 

こちらでご紹介した絵本「0(ゼロ)を生きる」。

 

 

 

 

この絵本の、いっぷう変わった音読会が開かれると伺って、参加してみました。

 

声の専門家であるPRIDE VOICE澤田 龍彦 さんと、役者として舞台に立っていた菊地久美さん。

 

対照的な人生を歩んできたとおっしゃるお二人が、それぞれの音読へのこだわりを大切に交互に音読びっくり「整った身体の軸から繰り出される音はいつも変わらず続く」とたんたんと読む澤田さん。「言葉と気持ちが繋がったときに声が出る」と感情を豊かに表現する菊地さん。

 

音読にはその人らしさがそのまま現れて、個性の違いを感じました。その一方で、全然違うアプローチでありながら、プロが出す声の気持ちよさ、そして自分の奥とつながって読んでいる安定感にお二人の共通性を感じました。

 

平素から、余白が多い絵本は自分自身の深いところにつながるツールだと思っています。今回は、それに声を出すことがくわわると、自分につながる絵本の力がさらに強くなることを実感しました。

 

声に出して読む。声に出して読んであげる。絵本を読むときに大切にしたいです。

 

 

オンラインの音読音源もあるそうです。こちらからご覧ください。