絵本専門士2人のユニット、sakaguraです。
働く大人にもぜひ絵本を届けたいと願い、活動をしています。
「絵本専門士リレートーク」では、 個性豊かな絵本専門士のみなさんが、私たちからの「4つの質問」に答えてくれます
2020年を締めくくるリレートーク、27人目に登場してくださるのはもりながあけのさん。これまで書店や図書館で児童書に関わられ、今は絵本作家として絵本の出版まで!
多方面に活躍されています。
プロフィール
もりながあけの 絵本専門士第4期
母親業+書店児童書売り場担当、小学校司書を経て、公共図書館勤務
2010年に自費出版の絵本を、2020年11月新装版『かぼちゃのすーぷ うまうま ううう!』としてニジノ絵本屋から出版。
読み聞かせフリーです。
絵本とともに、お人形やパペットなども製作しています。
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もりながあけのさんに「4つの質問」
①なぜ絵本専門士になろうと思ったのですか?
講座のカリキュラム案内を見て、「おもしろそう!」と思ったのがきっかけでした。自分に自信がなかったことから、とにかく勉強したいという思いで受講しました。
絵本作家としても、図書館員としても半人前。けれども、様々な立場にいる仲間と共に学ぶうちに、私は私でいいのだと思えました。
②現在、どのような活動やお仕事をされていますか?
現在の活動としては、絵本作家として、次の作品を考え中です。
図書館の職員としては、小学校や保育園に出張おはなし会に行っています。
ブックトークでは、パネルを使用し、絵の力に助けられながら、その絵本の魅力を伝えています。
職場では、窓ガラスに絵を描いたり、装飾物の作製をしています。そして、みんなで協力しながら、自由に思いついた企画をかたちにしています。
他には、絵本専門士や朗読指導者の方々とチームを組んで、ブックハウスカフェのおはなし会に参加しています。
また、ブックスオオトリ金沢シーサイド店さんの期を越えた絵本専門士の棚づくりにも、参加しました。
12月には、2期の柴田さんと3期の大河原さんが運営する「絵本専門士がおすすめする赤ちゃん絵本」という講座に、『かぼちゃのすーぷ うまうまううう!』の作家として、ゲストとして出演しました。
③これからどのような活動をしていきたいですか?
今の職場は、何でも思ったことを発言できる環境で、私は、絵本専門士のおすすめの「大人のための絵本コーナー」をつくりたいと考え中です。これからも、今のつながりや、新しく絵本専門士となる方たちと力を合わせて、絵本のすばらしさをたくさんの方々に伝えることができるように活動していきたいです。また、あたためていた作品を形にしたいです。
④「働く大人」におススメの絵本を教えてください
『はっぴぃさん』
荒井良二作 偕成社
のろのろは なんでも ていねいで、あわてるのは なんでも いっしょうけんめいだからだと思うよ という言葉に、
はげまされます。
『ペツエッティーノじぶんをみつけたぶぶんひんのはなし』
レオ・レオニ作 谷川俊太郎訳 好学社
自分は、誰の部分品でもなく、「ぼくは、ぼくなんだ!」と気付くペツエッティーノ。
『きょうがはじまる』
ジュリー・モースタッド作 石津ちひろ(訳) BL出版
服を決める、髪形を決める、行先を決める。あなたの今日は、あなたが決める。
3冊、どの絵本の絵も、私は美しいと思います。ぜひ、手に取って見ていただきたいです。中でも、『ペツエッティーノ』は、ずっと大切にしたい絵本です。
sakaguraより…
今回、たくさんの画像を送ってくださったのですが、全部紹介できなくて本当に残念です。
ぜひインスタをご覧ください!
もりながさんが作られた作品を眺めていると、どれも表情が豊かで生き生きとしていて、ぎゅっと抱きしめたくなります
何よりもご自身が楽しんで、わくわくしながら作られたのではないかと感じさせられました。
またその創作意欲を引き出す、絵本の魅力を再発見することができて嬉しくなりました。
『かぼちゃのすーぷ うまうま ううう!』もどこか外国の作品かな?と思うような色合いと素敵な絵。
次の作品が楽しみでなりません