前回生命には、個人個人において癖や傾向性があると述べました。そのマイナス面を変革していけるのが創価哲学の実践ですが、その上で生命は連続していると捉えることが重要です。
仏法では生命は「無始無終」と説いており、始めもなければ終わりもありません。実際アメリカの研究では、何千人の方が前世の記憶を持っており、死は睡眠の状態に例えられます。
そこで癖や傾向性は、もちろん生育歴や環境によっても構築されますが、生まれる前の行為によっても形成されます。それだけではなく、今生きている瞬間瞬間にも生命に蓄積されていきます。
「身・口・意」行為や言葉、心で思ったことすべてが自身の生命に刻まれていきます。「善業を成せば必ず栄う」とあるように、人は自身を大切にし、他者を尊重できれば必ず幸せになり、楽しく生きることができ、そうなるための心を変革する事が出来るのが創価哲学です。