朝丘雪路さんが亡くなりました
朝丘雪路さんが亡くなりました。
僕が初めてテレビのお仕事をしたのが、松方弘樹さんの「遠山の金さん」で、朝丘雪路さんがゲスト出演の回でした。
僕はオープニングの曲の間に出番が終わっちゃうくらいのチョイ役だったんですよね。
初めてのテレビが太秦で、初めての時代劇。
右も左もわからず、あまりに何も知らないので、東映太秦の方に驚かれるほどでした。
で、やはり大失敗をしたわけです。
その時の撮影は、数話をまとめて撮影していて、同じセットの撮影は数話分撮影してから、別のセットに移動する様子でした。
で、自分の出番は一瞬で終わり、待っていると、他の回の撮影が始まったわけです。
台本見ても、セリフも全部言ったし、終わっちゃったと思ったので、その場の人に挨拶して、帰りました。
そしたら、台本のセリフと別に「オンリー」と言って、その場で写っていないけど、声だけでの会話があって、それを取り終えていなくて帰ってしまっていたのです。
そのせいで、翌日録音だけする事になりました。それもなんと、朝丘雪路さんとの会話だったんですよね。
翌日、朝丘雪路さんは僕の失敗のせいで1日京都滞在を伸ばして、録音だけする事になりました。
二人だけの録音で、僕は本当に生きた心地がしなかったんですけど、朝丘雪路さんは緊張した僕に優しく声をかけて下さり、何とか録音を終える事が出来ました。
それ以降は、「わからない事、知らない事は徹底的に確認する」っていう事が大事だと教訓にしています。
若い頃の貴重な朝丘雪路さんとの思い出です。
ご冥福をお祈りいたします。
sakagi keiichirou ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー