身近に使う言葉には全て意味があります。事に、その時代の年号には、相応の願いが込められている。元号が『令和』となりましたが、まずはそのひとつ、ふたつ前のおそらく皆さまが生まれたであろう元号について少し触れてみます☆
昭和の由来は、書経という書物の中の‥
「百姓(ひゃくせい)昭明(しょうめい)にして万邦(ばんぽう)を協和す」
【意味】
国民一人一人が(百姓)
自身の明徳(元々持っている良心)を明らかにし、いのちを輝かせ、その場を照らすことで(照明)
国々を仲良くさせることができる。(万邦を協和す)
要するに、平和とは、この場を照らすことが元ですよ、ということ。
坂上太一流超訳は、いつでも上機嫌☆ということです。
自分の機嫌は自分でとる!
これですよ!
別の、言葉で言い換えるなら
「一燈照隅 萬燈照国」(いっとうしょうぐう、ばんとうしょうこく)
一人の燈(ともしび)が、片隅を照らす。
縁ある方へその燈を渡す。自分の燈は無くなるかというとそうではない。その燈は人から人へ。やがて全土を照らす。
別の、言葉で言い換えるなら
「一燈照隅 萬燈照国」(いっとうしょうぐう、ばんとうしょうこく)
一人の燈(ともしび)が、片隅を照らす。
縁ある方へその燈を渡す。自分の燈は無くなるかというとそうではない。その燈は人から人へ。やがて全土を照らす。
国を輝かせようと志すならば、一人一人がその時その場を、いのちいっぱい照らすことである。自らの周囲を明るく照らす人が増え、その数が万人になれば国中が明るくなるのだ。
さて、平成は、「内平らかにして外成る」(史記)「地平らかにして天成る」(書経)から安岡正篤先生がそのような願いを込めてつけました。
安岡先生については、また改めて書いていこうと思います。
僕が、論語を教わったのは伊與田覺先生でした。その師匠が、安岡先生でした。
古典の面白さに目覚めたのは、安岡先生や伊與田先生の影響が大きいです。
いかがでしょう?時代によって様々な願いが込められています。
では、『令和』は?
そう、はじめて日本の国書、それも『万葉集』という最古の和歌集からつけられた事でも話題になりましたね。
万葉集に集められた和歌は一言で言うと、祈りです。純粋な人の祈りが4500種も集まっているのです。
日本語ならではの、『響き』があり僕はとても好きです。
発表当時の首相談話に
「春の訪れを告げる梅の花のように、明日への希望と共に、一人ひとりが大きく花を咲かせられる日本でありたいとの願いを込めた」
「春の訪れを告げる梅の花のように、明日への希望と共に、一人ひとりが大きく花を咲かせられる日本でありたいとの願いを込めた」
と、ありました。
ここまで読んだ方はお気づきですよね。
共通する『何か』がそこにはある気が致します。
さて!今日も、この時と場を照らしましょうか☆
ニコニコ顔でど真剣☆
ニコニコ顔でど真剣☆
その時を その場を照らす御人こそ
天の想いを地へと顕(あらわ)す
読んでくださり感謝します。ありがとう。