モトコンポのマスターシリンダーを取り付ける | サカエの備忘録

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モトコンポのレストアとカスタム
CG125のメンテナンス記録

 

 カブコンポにはディオのディスクブレーキを採用しましたが

マスターシリンダーはハンドルに取り付けずに本体に取り付けて

ワイヤーで引くというアイデアが去年くらいからありました。

狙いはハンドルの延長がめんどくさいカレンコンポとの

ユーザーインターフェイスの統一と無理のないハンドル収納です。

やっと材料が揃ってきたので形にしたいと思います。

 

 マスターシリンダーはAF78ダンクから流用しました。

実際にコンビブレーキとして機能させる手もありましたが、

加工の労力に見合った効果があるかと言うと疑問なのと、

前後ブレーキのバランスが自分でコントロールできないのも

不安がある古い人間なので今回は見送りました。単純にフロントブレーキ

としての機能に絞っています。ところでコンビブレーキって

雪道や凍結路はどうやって走るんでしょうか。

フロントブレーキが効いた瞬間に転ぶと思うんですが・・・。

 

 マスターシリンダーのリアブレーキ関連の不要なパーツを取り払います。

カシメてあるリンクアームはドリルで揉んで取り外し、

リア用のアームの根元はスペーサーを兼ねているのでアームだけ切断しました。

 

 さっぱりした姿がこちら。仮付けの段階でキャブレターと

干渉しそうな角も少し削っています。

 

 ※追記

   リアブレーキ用の土台も削ることにしました。

   スペーサーを入れてフレームとのクリアランスをあと5mm取るためです。

   角を削っただけですとキャブと当たってしまいます。

 

 ブレーキワイヤーはZ50Jモンキーのクラッチケーブルを流用しました。

そのままでは固くて曲げにくいので保護チューブを剥いてあります。

モンキーのクラッチケーブルを右ハンドルに付けるには

ケーブルが少し太いので7.9mmのドリルで穴を広げました。

蛇足ですが左のブレーキホルダーには無加工で取り付けできます。

左右で穴の径が違うんですね。初めて知りました。

つまりハンドクラッチ仕様のエンジンならモンキーのクラッチケーブルは

モトコンポやカレンにポン付け出来るということですね。

長さの調整は必要ですが。

 

 マスターシリンダーは燃料タンクのステーを利用して固定しました。

ここに取り付け予定だったスターターリレーとアース線は

どこかに移植しないといけません。

 

 この後、ワイヤーのダストブーツを抜いてワイヤーを適当な長さにカット。

6mmのケーブルエンドセットを付けたらケーブルエンドカバーを被せて8mmにして

調整ネジを使って良い感じに遊びを調整して完成です。

ケーブルエンドはKITACOで買えます。

ブレーキホースは400mmを選びましたが500mmでも良かったかもしれません。

 

※追記:

  フロントサスペンションの伸びを考慮して400mmを選んだつもりが

  ハンドルを切った時の遊びを考慮に入れ忘れました・・・。

  500mmを再発注いたしました。