詩人の高橋順子さんに『雨の名前』(小学館)という本がある。古語、方言などから広く日本語の雨の名前を収集し簡略に解説し、高橋さんの雨かかわるエッセーを添えている。写真家の佐藤秀明さんお写真もたくさん入っている。この本で見つけた語が「虹の小便」。

「徳島県で、日が照っているのに降る雨。天気雨。天空の壮麗さと人間くささとの交叉する絶妙なネーミング」と解説されているが、笑いたくなるような語だ。この語、夏の季語として広めたい。