新涼のベンチに眠る授精胚
ドクダミのどこでも咲いて叱られて
やっぱぼく季語でいたいの胡瓜より
この枝垂れ桜が銀河を回します
ブランコよおしべめしべの溢れ出す


「松山ことばカフェに参加しました。初めて行った松山は、情緒ある街並みに子規や漱石が散りばめられ、海鮮のおいしい街でした。大勢の参加者の中、虚子の話がとても面白かったです。」と名古屋市の水木さん。朝夕たっぷりと道後の湯にも親しんだらしいです。

 写真は葉正岡子規の勉強部屋が再現されている正宗寺の墓地に建つ虚子の筆塚です。「ことばカフェ」で松山へ行った際、虚子の面影を市内で探したのですが、今回見つけたのがこの筆塚です。松山における虚子の影は子規や漱石と比べるととても薄いです。