アスパラガス明日からやると言う青さ

春キャベツ間違い電話の弾む声

シャッターにマスターの謝辞初燕

雷神のまつ毛三本青葉風

窓際のありをりはべり蝸牛

「京セラ美術館『村上隆もののけ京都』展を鑑賞してきました。俵屋宗達同様の金地に、アニメキャラクターのような風神雷神が描かれていたり、戦隊ヒーローものの敵役みたいな巨大な仁王像があったりと、固定概念を覆す、何とも不思議な世界でした。そして、美術館を出て眺めた初夏の東山は、やはり鮮やかな深緑でした。」と大阪市福島区の小西さん。固定概念を覆すこと、俳句でも大事です。575のわずかな言葉でそれをやるのはとってもむつかしいのですが、すぐれた俳人はやってきました。