河出書房新社刊、4620円(込み)

池澤さんの10編の詩と畠山さんの写真とかなる詩と写真集です。詩と写真が古代の丹後の響きやイメ-ジを今に呼び戻している、と言ったらいいでしょうか。「人はモノに名を付けることによって世界図を作った」と池澤さんは自作の詩篇の後に書きつけています。実はボクは、四季は船に乗って丹後のあたりへまずやってきた、という幻想を抱いています。この幻想のことを丹後に行って確かめたいと『丹後』を読んで思うようになっています。与謝野町の古墳などを歩きたいのです。