両ほほに水やわらかな春の朝

弱虫と利かん気がいてブランコ

開脚の限界あっ、牡丹雪

半分のわたしもう半分はきんぽうげ

春場所の張り手が決まる三段目

「上司から寿退社の前に自動車の運転免許習得の指令。仕事帰りの教習所通いでやっと免許証を手にした。練習コースは夫の実家への峠越え。意気揚々とハンドルを握り半世紀ほど。お陰でつづら折りの山道も何のその。先見の明ある上司に感謝。バスは減便で1日3往復になった。待つ親は居なくなり、ひと気のない家だけが残る。鮎の住む川で遊んだり、山菜摘みも。きんぽうげやモンシロチョウ,ノアザミの川堤の嬉しい田舎の景色は昔のまま。今は季節ごとの用事で峠を越えるが、昨年から熊出没注意の張り紙に困惑。後期高齢者到達で降りようか、その後を迷うところ。峠を越える楽しみがなくなるのは寂しい。」と京都市のつじさん。ついに免許を持たなかったボクにはつじさんのような悩みがない。