うららかや吾子の帽子の真つ赤なる 

負け犬も勝ち犬も吠ゆ春の昼 

春の宵潤んで光りたりにけり 

新聞と春暁配達されてをり 

長靴を洗う川なり春の川

「従姉妹が五十半ばで「婚活」を始めた。最初のデートでビール代をケチる男性が現れたかと思えば、急な用事で初デートをキャンセルしたら優しかった態度が急変、いや豹変したりと、とにかく聴いているだけで目紛しいエピソードに誰が誰かを忘れそうである。婚活百本ノック、という呼び名もあるそうだ。アニメの『巨人の星』を思い出し、主人公の父親・星一徹の気持ちが少しだけわかったりする父親気分になる私。母親気分になれないのは何故だろう?」と岡山市の徳重さん。こうした婚活、今どきの風景なのだろうか。写真はJR四国の特急「宇和海」号(アンパンマン列車)です。