小・中学生のころ、勤労感謝の日は村の仕事納め、大人も子どもも半島の付け根の町に出て遊びました。遊んだといっても、金比羅さんにお参りし、チャンポンを食べるというくらいでしたが、私にとっては本屋へ行く日でもありました。カバヤキャラメルの景品のカバヤ文庫を集めて本好きになった私は、ついで文庫本を買い始めたのです。岩波文庫や角川文庫の詩集や歌集を買いました。牧水や暮鳥です。写真はカバヤ文庫の解説本です。表紙が写真入りで出ていて、これをめくると思い出が蘇ってきます。