中華料理の下ごしらえに使われる、「油通し」と言われる技法。これをやると色が鮮やかになる、色鮮やかに仕上げる、シャキシャキ感を残す、火の通りにくい野菜にあらかじめ火を通す、肉類のうまみを閉じ込めるなどの効果があるといわれている。
しかしけっこう家庭でやるのは大変である。
家庭用の技法としてよく聞くのは、お湯に油を加えてゆでるという手法……色々調べてみたところお湯に油を大さじ2杯と書かれているところが多い。しかし、どのくらいのお湯に対してなのか? というと書いていない記事がほとんど。かろうじて1カ所だけ「お湯の表面積の8割を覆う位がベスト」と書かれていたのみ。
またこの方法だと「野菜はそれでいいかもしれないが、じゃあ肉類は? とくに衣のあるやつは?」という疑念が捨てきれない。
あらためてこの油を加えたお湯に通す方法を推奨している記事を一通り読んでみると、前半で肉に対する効用も書いているにもかかわらず、この方法に関しては肉に関してどうなのかと書いてあるものは一切見つからなかった。
やれやれ、自分で試すしかないのか。
……やってみたが写真を忘れてしまった。覚えていたら、次回やるときに追加します(21/2/23追加)。
結論をいうと効果はある。
ただ、ただ固まる前にはがれる衣があるのでお湯が濁ってしまう。
あと家庭用の程度の湯量だとはっきり温度が下がるので、お店よりも長めに通すことになる。
なお、とくに参考になったサイトを以下に紹介する。
こんなに違う!油通しの効果&実践方法:中年給食調理員の足跡
油通しとは?湯通しと違いある?温度・時間などコツや家庭でのやり方も紹介!
中華料理の技法「油通し」の効果と、家庭で簡単にやる方法 :料理を科学する
中華料理ウマさの秘密:知識の宝庫!目がテン!ライブラリー