バックグラウンドチェックとねつ造事件 | 人材採用調査担当の調査員の呟き

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調査会社の株式会社中央情報センターで人材採用調査(人事調査・雇用前調査・リファレンスチェック・バックグラウンドチェック)などを担当する調査員のブログです。

2000年に歴史をひっくり返すような事件が発覚した事を覚えていますでしょうか。

旧石器捏造事件の事です。
教科書の内容の変更まで行われ、まさに歴史をひっくり返した事件なので、ご記憶の方も多いでしょう。
捏造発覚の糸口は、ニュートラルな目で物事を見た新聞記者の疑問からでした。
よく小説やドラマで「人は見たいものを見る」と言う言葉が出てきますが、この捏造事件がまかり通ったのは、まさに、それに当たります。

つまり大発見をつかみたいと言う気持ちが、見たいものだけを見てしまったのです。
調査員としてこのニュートラルな目で見るという事は非常に重要。思い込みや欲目で考えるのではなく、事実を見つめる事で不穏分子を発見できます。
例えば、本人から提出された履歴書を鵜呑みにしてしまえば、大きな損失を招く可能性があります。
しかし、それは採用前調査(バックグラウンドチェック)で防げる事かもしれません。
当調査の集計では、応募者の3割程度は、大なり小なりの詐称をしている事が明らかになっています。
人を一度雇ってしまうと、辞めさせるには調査費用の何倍もの費用や労力を要します。
何事も事態が大きくなる前に「適正か不適正かを確かめるべき」と感じながら調査を行うゴールデンウィーク前です。

皆さま、ケガなどないように休日をお楽しみください。

 

                          

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