暴力団対策法で各都道府県が指定した組織は20数団体指定されており「指定暴力団」と呼ばれています。
こういった組織の上部構成員については警察もおおよそ把握しているようです。
構成員は年々減っていると言われていますが、その一方で、半グレと呼ばれる「グレーゾーン」にいる人物が増えています。これらの困ったところは警察すら把握し辛い状況であると言う事です。
ある大学の社会病理学の講師の方の記事に、半グレ組織は大きく4つのグループに分かれるとの記述がありました。
1:古くからある有名暴走族等の元メンバーで、当時を引きずり準暴力団的活動を行う者。
2:まっとうに働きたくないが金が欲しい為、特殊詐欺の受け子などになる者。
3:正業がありながら地下団体に所属するなど、裏社会とのコネクションを築きやすい立場の者。
4:元暴力団員で社会に復帰するも更生する事が出来なかった為、結局、薬物犯罪や闇金、詐欺等の犯罪を重ねる者。
に大別され、非行の延長線上にある半グレと、犯罪傾向が顕著な職業的半グレが存在しているとの事です。
いずれにしても問題ある集団であり、半グレだからと言って被害が半分になる訳ではなく、一度付き合えば財産だけでなく周囲の信用すら失ってしまう可能性が濃厚です。
見るからに一般人であっても、実は詐欺師と言う事は珍しい事ではありません。あなたの会社にそう言った人材の流入を防ぐためにも、バックグラウンドチェックは欠かせません。