昔、聞いた話なのですが、インドには本当に聖者がいて、どこからかふらりとやってきて、木の下で寝ていたりするそうです。
何ももたずボロボロの服を着ていますし、自分から「聖者です♡」と名乗るわけでもないので、一見、ふつうのホームレスの人のようなのですが、インドの人々は
「あれは聖者だ。」
とちゃんとわかるそうで、聖者が目覚めると周囲には人々が置いていったお花や食べ物がたくさん置いてあるのだそうです。
これは何十年か前に聞いた話なので、今のインドでもそうなのかは分かりませんが、わたしはこの話を聞いたとき、
「なんてインドっぽい話なの♡」とテンションがあがったのを覚えています。
最近、日本で起きている現象がこれと似ているなあ〜と感じたのが、スーパーボランティア尾畠春夫さんの近況。
ワイドスクランブルで連日取材しているので、ご存知の方も多いでしょうが、
今、尾畠さんは東京から実家の大分県まで徒歩で移動する旅をしています✨
これからもボランティアが続けられるように体を鍛えることを目的にしながら、世界のこどもたちの幸福をねがう旅をしているのだとか。
テントや乾燥させた野菜など、27キロの荷物を持ちながら、夜はテントで寝て、昼はひたすら歩きます。
今は神奈川県を歩いているところ。
テレビでその様子を紹介していることもあり、尾畠さんの行く先々には、尾畠さんに会いたい人々が押し掛けて行列になっています。
みんな尾畠さんに差し入れをしたり、会話したりハグしたりするのですが、その様子がインドの聖者っぽくてときめきます✨
尾畠さんは足をとめて、全員に丁寧に対応しているのですが、その時間だけで
‥7時間もかかっています。
ヽ( ̄д ̄;)ノあわわ
「いやいやいやいや、それじゃいつまでたっても大分県に着かないでしょーーーが!!」
と誰もが思うところでしょうが、尾畠さんの考えは違うのです。
焦らず
慌てず
そして‥偽らず
マイペースにいけばいつか必ず目的地にたどり着く
と言った意味のことを話していて、それがすごく良い言葉だなと思いました。
尾畠さんが言うと真実味があるから心に響くのだと思います。
このように、連日、心に響く言動を紹介してくれるので、最近のワイドスクランブルからは目が離せません。
とはいえ尾畠さんを神格化しすぎてしまうのも、どうかと思うんですけどね。
尾畠さんを「特別な存在」扱いするのではなく、
「同じ人間なのだから同じように自分もできるのでは」と考えると世界が広がって行くと思うので、
テレビでもそういう視点で紹介してくれるとより良いんじゃないかな〜✨と思いながら見ています。
「同じように」というのは、何もボランティアをすることだけではなく、
罪悪感なくゴロゴロするとか、ひたすら趣味に没頭するとかでもいいと思います。
焦らず慌てず偽らずにマイペースで
てそういうことではないかと。
そうやって「今ここ」にいることができれば、自動的に感謝の気持ちがあふれてくるので、
そのエネルギーがそのまま世界の幸せに貢献することになると思います♪
ちなみに7時間の足止めで、当初目標としていたペースが狂ったことを聞かれると尾畠さんは
「想定外の人たちと会話できたことは
私には宝です。」
と言ってましたね。
は〜やっぱり聖者はいいこと言うわ〜♡♡♡
(↑神格化してるしてる)
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中 マシュマロ・チョコチップ・アーモンド