御坊市議会、「産廃」委員会
6月27日(水)付け、
日高新報1面トップと、紀州新聞の1面の左に、
市議会の産業厚生常任委員会(山本直治委員長)が
昨日と今日、森岡産廃(御坊塩屋産廃)の審議した、
という記事が載っている。
ちなみに、委員会メンバーは7名
委員長:山本直治 市議
副委員長:村上宗隆 市議
委員:向井孝行 市議
山本清司 市議
平井俊哉 市議
田中数将 市議
田端卓司 市議
この委員会の話し合いで、
産廃施設の建設に強い反対の声があり、
「市議会として意思表示をしよう」と
「意見書を提出することを確認」したんだって。
ふむふむ。。。。
両紙を隅々まで読んでも、
産廃に「賛成」や「容認」っていう意見は出ていない、
ってことのようだね。
ただ、ここで注意が必要なのは
委員長の山本直治委員長の動きだ
記事によると、山本直治委員長は
「全会一致で採択できる内容にしたい」とかで、
意見書には、議会として「反対」と
はっきりは書かない判断したってこと!
最終的に意見書全体がどういう言葉になったのか
わからないけど、
「反対住民の声を最大限生かすよう求める」
という言葉に落ち着いた、って報道です。
むむ~ん
「賛成する」とも「不許可を求める」とも書かないで、
「議会の意思表示」と言えるのか?
市議会の意見書の中で、
県に「反対住民の声を聞け」と書くだけでは、
「県がうまいことやってよ。
市議会は関係ないよ。
お願いしますよ~」って
相変わらずな状態に、心配。
権利・義務関係が絡む契約関係文書って、
文言に厳格でないと、責任追及が難しい。
だからこそ、わかりやすい文言で平易に書かないと。
慮ってくれ、
斟酌してくれ、
忖度してくれ。
そんな文書では
もしもの時が大変になるだけやん。
日高新報も紀州新聞も
「事実上反対の意見書」ていう評価をしているけど
議会が「事実上反対」ってわかるのは
地元2紙は、意思決定の経過を見てるから。
でも、「県」はその結果である「意見書」を見る。
子どもの時、テストの答案にバツ付けられて
先生に「書いてないけど、ちゃんと考えてました」って言って
通じたか?
結論「市議会として県が不許可とするように、意見します。」
と書いていない以上、結局、結論が
読み手に委ねられてしまう。
御坊を産廃ターゲット設定した
「県」に委ねるってことは・・・・
何度も言うが、
「橋本産廃」で大失敗した和歌山県、
あれから、どこが、どう、進歩した?
そんな「県」に任せるなんて
御坊市民としては、ありえません!!!
だから、御坊市議会しっかりしろ!って話なんだよね・・・・。
という訳で、
少なくとも「不認可を求める意見である」と書き切る
日高新報の評価は、読者に誤解をさせるっていうか、
「事実が曲がる」と思いました。
安心できない段階で
安心できますよ、って先走りな記事を書くのは
市民の反対意思形成への妨害行為になるよね~
ちなみに紀州新聞には、
市長の意見書の内容が明らかになっているような感じの記事で
「地域の反対住民の声を真しに受け止め安全・安心の確保のスタンスから県に指導や監視の徹底、事業者に法令の順守、対策強化などを求める内容となっている。」があるんだけど、
何で非公開文書の内容がわかるの~(笑)。
二つの新聞をあわせて見ている人じゃないと、
何となく議会が反対に回ったから
市長も反対する流れなのかって思うかもしれないけど、
実際はどうなるんだろうね。市長を信頼していいのかな?
「テキトー答弁」で、議会質問には
「考えていない」とテッパン答弁する市長を
信用できない私としては、
法的に必要とされているのは
「首長意見」なので、
(市議会意見と市長意見の2枚出しても
市長意見が優先される危険があるので)
「市長意見書」の紙の中に、
「市議会は反対している」という文言を
きっちり入れておかないとアカン!!
と思います。
でもさ~、そもそも、なんで、
市議会で具体的な「賛成」って声は一人もいないのに、
「産廃オッケー」っていう方向になってしまうの?
賛成って言ってる市議会議員の名前を出せ~!
とにかく全体を通じて「賛成」という
はっきりした声は出ていない。
反対の人の顔や名前は新聞に載るが、
賛成の人の姿が一向に見えない。
なのに、どうして??
どうして、結論が「オッケー」になるの?
このからくり、全く意味がわかりませ~~ん!
あ!市長は3月議会で「私の母は森岡」って言ってたよね~。
つまり、市長本人が個人的に賛成派、か?
あぁ、市長の主観とか、個人的な立ち位置とか、
もう、いい加減にして!!
それをチェックするのが、議会の役割だよね おいっ!!