日付け変わってしまいましたが、
今日はサントリーホールで開催された、
日本フィルハーモニー交響楽団 第749回東京定期演奏会、
主席指揮者ピエタリ・インキネンさん指揮
シベリウス《クレルヴォ交響曲》op.7
ソプラノ:ヨハンナ ルサネン
バリトン:ヴィッレ ルサネン
男声合唱: ヘルシンキ大学男声合唱団、東京音楽大学
を鑑賞してきました。
今日の定期演奏会は、
私がナレーションを担当させて頂いている、
BS朝日「Welcomeクラシック」でもお馴染みの、
指揮者・ピエタリ・インキネンさんが
今年の8月に日フィル主席指揮者を退任される前の
最後の定期演奏会でした。
私にとってホールで初めて生で拝見する
インキネンさんの指揮する姿はとてもエレガントで滑らかで…、
これが、クラシックに明るいわけではない私でも
耳にしたことがあった《バイロイト音楽祭》に
抜擢される指揮者の指揮なんだなぁーと
引き込まれるように堪能しました。
日フィル奏でる聴き心地の良い、
壮大で美しいハーモニー、
さらに圧倒的なソプラノとバリトンの歌唱と
100名による男声合唱が合わさり、
またクレルヴォ交響曲が兄と妹の悲劇の物語という
ストーリー性もあって、
見応え、聴き応え、そして迫力ある演奏に70分の大作もあっという間に感じる贅沢なひととき。
演目を楽しむポイントは、開演前の日フィル名物!
土曜限定で開催の、
【プレトーク 今日の聴きどころ】で予習。 もう、日フィルのプレトーク様様です。
本日プレトークを担当された奥田佳道さんによると、
インキネンさんが日フィルと初めて共演した時の1曲目もシベリウスだったこと、
そして、
何と!
本日4/29はピエタリ・インキネンさん43歳の誕生日‼︎
だと紹介されました。
なんというステキな偶然が重なった日!
お誕生日おめでとうございます!
終演後のカーテンコール。
この時花束贈呈もありました。
オーケストラメンバーがステージを去り、
客電が明るくなってから改めて登場ししばししみじみ客席を見つめ手を振ってくれたインキネンさん。
会場中が名残惜しい空気に包まれ、
熱い拍手が鳴り止まず、ちょっと胸が熱くなる時間でした。
定期演奏会は今日が最後でしたが、
インキネンさんのフィナーレ公演は
5/20、5/21。
フィナーレではシベリウスの他、
ベートーヴェンの第9番の合唱も、だとか!