昨夜は知人のお誘いで
サントリーホール館長・
かつ日本チェロ界を牽引してこられた
チェリストの堤剛さん
80周年スペシャル記念コンサートを鑑賞。
もちろん会場はサントリーホールで。
コラボ曲の尺八と伴奏のピアノ以外は
なんと全てチェロのみ！
とても見応えのある貴重な演出で堪能しました。
チェロといえば大好きな
ヨーヨー・マのアルバムは数枚持っているけど、
今回の演目では日本人が作曲、編曲した楽曲が
これまで聞いた事のないような
音を奏でる楽曲だったり、
映画音楽のような物語を想像させる
楽曲だったり…、
改めて日本人チェリストの魅力と
層の厚さを感じた公演でした。
それぞれの個性に驚きの連続で
さまざまなチェロの表情が
素晴らしかったし、
何よりチェロそのものの
造形や色も美しい！
白いタキシードに身を包んだ
主役の堤さんの演奏は
全身で奏でているのが伝わって、
まさに齢80の数字など記号のようなものだと
思わせるほど心に深く響く演奏でした。
トークもユーモアがあって素敵！
アンコール曲が終わって
たった一言述べた
後進のチェリストへの愛に溢れた
メッセージで〆られた堤さん、
カッコいい大人の姿を見せて頂いた気がします。
たまたまお誘い頂いた公演でしたが、
とても良い時間でした。
堤剛さん、
80歳おめでとうございます。
これからもますます素晴らしい
チェロの音色を聴かせて下さい。
