連休最終日の月曜、
私がメディカルハーブのセミナーで真剣にお勉強していたあの雨の日、
弟夫婦が届けてくれた、何と!
千葉県某所で朝早くから採ってきたシジミ・・・・。
粒が大きくふっくらしています。
殻は、キレイな『日本的カラシ色』
まだまだ黒いのは泥が沢山付いてるからで・・・。
国産ってスーパーでも貴重だし高い!
それなのに、千葉産の天然って・・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
感激の届け物だ。
千葉で育った者としては誇りです。
弟の幼馴染で(私の幼馴染でもある)料理人でもありここのシジミに魅了されたシゲルが指揮を執り、
シゲルファミリー&シゲル兄ファミリーと早朝から出かけて
某所の沢でせっせ、せっせとあの不安定な天気の中・・・・。
しかも凄い量。
しかし、服が汚れるのを嫌がる、アウトドアには全くもって向かない弟が
こんなにいい仕事をするはずもなく・・・・。
そうこの大量のシジミの多くは、義妹のリョウちゃんが泥だらけになって無心に泥を掻いた結果の収穫。
弟はと言うと、恐らく浅瀬だけササッとすくって一休み。
ほとんど皆が採ったシジミを、我が収穫の如く、
お味噌汁とおにぎりで食べて来たに違いない・・・。
姉貴は全部お見通しなのだよ( ̄∩ ̄#
リョウちゃん、アリガト。
さて、シゲルの指示通り、到着直後から、殻の泥を落としながら水がキレイになるまで20~30分
洗えとのこと・・・。で、リョウちゃんが豪快にグワングワンッ、バケツの水を回します。
殻もこすり合わせて、でも何度やっても水がキレイになりません。
特にプロの料理人が食品の採取から関わると、こういう下ごしらえを毎日するってことだもんね。
本当に手間のかかることだと改めて感じる。
自ら採ってくることにこだわる料理人には頭が下がります。
リョウちゃんの手。
手伝おうとしたけど手際が悪くて弟は台所から追い出される。
ようやくキレイになって翌朝の容器の中。
100%泥を落とすのはムリ。
少し付いたままの泥は、澄んだ沢なのでご愛嬌で食べちゃいます。
シジミも安心して身を出していた・・・。
まるで小さめのアサリの様な貫禄。
実際に見ると、このカラシ色がなかなか主張してて良い。
シジミって小さくて、身も萎んでて殻は黒いものだと思っていた・・・。
ほとんど出汁だけ・・・みたいな。
違うんだね、ものによって。
少し冷めた画だけど、酒蒸。
酒蒸が出来るシジミ、バンザイ!
だって身がプリッと大きくて自然のエキスが薄醤油に沁みてたまらない。
最初に口つけたら止まらなくなる。汗
そしてシジミは肝臓にイイというのに、日本酒が進んだ。
どーしてくれるんだ?
ところでシジミは『蜆』と書く・・・・・らしい。
虫みたいだから??
近代の、誰か作家の本の中で見た記憶がうっすら。
夏目漱石か?
どなたか漢字でシジミが書かれていた作品を見つけたら教えて下さい。
翌日は、もっちろん
すずき味噌店さんの「紅花紬みそ」で
シジミのお味噌汁に・・・。
お味噌汁の具で、私的トップ3に入るシジミ。
贅沢な食卓・・・。
手間のかかる、食材・料理、バンザイ!
弟よ、昔の人はこうしておかずを自ら採って生活していたのだよ・・・。
心して食べるべし。
ここで一句。
千葉人の、体に沁みる千葉の味。
*まだ殆ど人に知られていないこの沢のシジミは季節に関わらず次から次へと常に育っています。
採取しても問題ない量を確認して採っておりますのでご安心下さい。
場所は地元の人間の秘密なんだそうです・・・。