ビデオ喉頭鏡研修にも・・・・ | 走る! 救命救急センター

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さいたま赤十字病院 高度救命救急センターのブログです。
ドクターカーによる病院前診療、救急外来の初期診療、 集中治療、外傷センターとしての手術、血管内治療(IVR)
日赤・災害基幹病院としての災害対応など 幅広い活動をしております。

救命士に対する研修が久しぶりに開催されました。

エアウェイスコープを使用したビデオ喉頭鏡研修です。

 

窓を開けて扇風機を回し換気を良くした会場で、少しディスタンスをとったブースを設営。

実施者はゴーグル、マスク、グローブ装着。汗だく。ゴーグル曇る。

最後の効果判定のフィードバックの際にはアクリル板を挟んで。

 

窒息による気道閉塞によるCPAが症例となるが、新型コロナウイルスを意識しすぎると、マギール鉗子による異物除去中も、気管挿管中も換気確認後まで30秒以上胸骨圧迫が停止してしまうことに。

蘇生の予後を改善させると考えられる胸骨圧迫の割合(CCF:chest compression fracttion)が著明に落ちてしまう。

 

新型コロナウイルスはこのような面からも人の命を奪うのか。