ご報告が大変遅くなりました。野伊帆布です。
先週末は懇親会の前に、発起人3人で春日部市と川口市の事務事業評価を検討しておりました。

他の発起人2人からも報告がありますが、ここでは以前に検討していた僕の部分(川口市)から始めたいと思います。

川口市の事務事業(行政)評価はこちらのページにあります。中核市というだけあって、それなりの分量は記載されています。
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01020/010/19/33156.html

概観したところ、各事業への予算配分が不明瞭であることと、全体的にはチラシ配布が多いなという印象を持ちました。今の老人はスマホを駆使する人も多いので、市民アプリを作ってしまって、市の情報はそこから取り寄せたり、担当職員にアクセスできるようにした方が良いと思います。チラシを希望の世帯だけに配布する方向の方が良いのではと思いますね。エコな都市を標榜してるのですから、紙資源は有効に使って欲しいです。

さて、『めざす姿1 全ての人にやさしい“生涯安心なまち”』の「1.健康をはぐくむまちづくり」から、

https://www.city.kawaguchi.lg.jp/material/files/group/7/R3-hyoukatyousyo-sesakujun-1-1.pdf

 


事業コード11100204の「健康推進事業」

から見てみると…。
健康応援アプリ「Sun-歩」を運用しているようですが、GoogleFitを入れることが前提であることと、わざわざ別に作ることはないということを抜きにしても、市民に周知されているわけではなく、登録者数の公表も見つからないということから、独自にアプリを作る有用性は疑わしいと思います。
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/material/files/group/81/1kaimechirashi.pdf

 


また地域健康指導者資格取得者への補助金はどのようなものか分からなかったので、ググってみたところ、こんなページを見つけました。個人名が入っているので、間違っていたら申し訳ないのですが、川口人材バンクにある「指導者」に支払われてるのでしょうか?支払われているとすれば、どのような名目でそれぞれいくらなのでしょうか?
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/04010/020/7/5409.html

2月の頭に地元の市会議員さんと議員メシをした時に、以上の点はお話しいたしました。

ちなみに渡瀬さんから伺ったのですが、「まちづくり」と平仮名の場合は、ソフト面の事業を指し、「街づくり」と漢字になるとハード面の事業を扱っているようです。


次に先週末の第2回の事務事業評価検討会では、僕の部分の準備が不十分で発表できなかったので、こちらに書かせていただくことにしました。
『めざす姿2 子どもから大人まで“個々が輝くまち”』の「4.互いに尊重・理解し合う環境づくり」に目をやると、

https://www.city.kawaguchi.lg.jp/material/files/group/7/R3-hyoukatyousyo-sesakujun-2-4.pdf

 


事業コード24100402の「拉致問題啓発事業」


で写真展の話題だけしか書かれていません。川口市は新春に拉致問題を考える川口の会の方とイベントを毎年やっていたと思うのですが、ここ2年くらいはコロナ禍で中止になっているはずなのに、令和2年度は若干減ったものの、予算額がそれほど変わらずどこに消えたのかが見えません。中止になっても準備したから計上しているのでしょうか?
事業展開に関する総評価としても、講演者を変える程度で啓発が進むのかという問題もあります。それこそ市民アプリで定期的に情報発信をして行った方が啓発効果はあるのではと思います。


事業コード24300304の「多文化共生推進事業」


においても、どの事業にどれだけの資金を配分したのかが明確ではなく、
そして、約3.3万人から3.8万人の増加(1.15倍)に対して、平成30年の3300万円からコロナ禍で令和2年度に5000万円に上昇した金額(1.5倍)が妥当なのかの根拠説明が不十分であると感じました。

また配布物に関しては、PDFファイル配布を基本とし、印刷物として欲しい場合は有料配布の方が良いのではと思います。
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01060/020/4/29710.html

日本語教育に関しては、多住民とのトラブルにならないための日本語や川口市民特有の情報(県民性や市民性)に特化し、教育部分は民間企業やボランティアに任せる方が良いと考えます。

さらに資料編として外国人に対するアンケートがありますが、東京より税金が高いことを挙げる外国人が多く考えさせられるものがあります(68-70頁)。
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/material/files/group/26/dai2zi(siryouhen).pdf

以上、簡単に気になったところを列挙してみました。
さらなる読み込みが必要なのは言うまでもありませんが、色んな視点を取り入れてブラッシュアップしていこうと思っています。