たまには病気のお話をしましょ。

今回は胆嚢のお話。

胆嚢の病気は以前にも書きましたが、


胆嚢に貯まっていいものはありません!


右側の黒いところが私の胆嚢です。
綺麗です。胆汁以外は何も入ってません。


そしてお隣にある胆管。

ここに、何かが異常に貯まってくる、「異常な状態」であれば、
その胆嚢は切除してあげたほうがいいわけです。

その代表例が胆嚢の泥。
そして胆石(と胆砂)です。

泥もネバネバ成分が固まってこれば、
ゼリー状になってしまって胆嚢からでなくなるわけです。

その固まった胆泥や胆石が原因で胆嚢が破裂することで死んでしまうことがあるわけです。

さて、動物の胆嚢をみてみましょう。


中身は黒くて液体がはいっているだけです。


この子もそうですな。

さて、次はどうでしょ




こんなふうに、エコーでは、石も泥も砂も見ることができます。

胆嚢の異常を発見したら、
次は手術したほうがいいのか、
どうしたらいいのか。

それを考えて相談するのが獣医の仕事です。

具合が悪くて発見するのでは遅くて、
やはり健康な時から健康診断を定期的にやって、
特に血液検査と被ばくをしない超音波検査を細かく。

あとあとで後悔しないようにおすすめします。