民事再生法なんて使えないヨ!
というわけで銀行交渉術@山田高ノ介です。
●民事再生法なんて使えないヨ!
前回の記事→中小企業向け、再チャレンジ支援融資制度(再挑戦支援資金)は使えるのか?で、この再チャレンジ支援融資は、机上の論理で実際には使えないんじゃないかという記事を書きました。
さて、今回は、民事再生法についてです。
インターネットで「債務整理」とグーグルで調べると、たくさんの債務整理についてのサイトがでてきます。
そのほとんどが、この民事再生を含めた、4種類の解決方法を提示しています。
●任意整理
●特定調停
●民事再生(個人再生手続)
●自己破産
このなかの民事再生法ですが、
これも、そういう企業救済のシステムとして存在していますが、
実際には使えないと僕は思ってます。
特に社員が10名前後で年商5億円未満の中小企業ならなおさらです。
何故か?
・・・・
それは、
利用料がバカ高額だからです。
ちなみに僕のように、不良債権額が1億円の場合、
手続きするためには、予納金が500万円かかります。
また当然素人の僕個人ではできないので、弁護士などの法律家に頼むことになると思うのですが、その費用がやはり500万円ちかくかかると言われています。
ですからトータルで
1000万円!!
銀行への融資の返済に困っている中小企業に、この金額を払える体力があるでしょうか?
裁判のために、自由に使える一時金、1000万円を用意できる中小企業など存在するのでしょうか?
結論から言うと、無理なのです。
特定調停は消費者金融などサラ金から借りた借金の払い過ぎた金利を取り戻すときに使うシステムなので、除くとすれば、
結局、現在日本でできる債務整理の方法は、
任意整理と自己破産しかないのです。
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