祖父の屏風の話の続き。
この後、
「掲示板を利用すればよいのでは?」
と、教えてくれた方の案にならって、
某電子掲示板に、祖父の名前と染織画の写真を載せ、
欲しい方は連絡くださいと書き込みました。
その結果、
実家の6畳の部屋を占領していた
あの大量の作品が、
なんと。
5日も経たずに、空っぽになりました!
(正直、全く期待していなかったので、
嬉しい驚きでした)
「家の和室に飾りたい」
「絶対に転売しないし誰より大切にするから、ぜひ引き継がせてほしい」
と、引き取りに来てくださった方。
「華道のイベントで飾らせてほしい」
「撮影スタジオに使わせてほしい」
と、イベントを主催されている方、
スタジオを経営されている方からのご連絡も。
美術商等に、片っ端から辛抱強く問い合わせをしていけば、
いつかは買い取ってくれるところも見つかったかもしれないけど、
祖父が生きてきた証を値踏みされ続けることにも、
身内として、少し辛いものがありました。
それであれば、
純粋に作品を気に入ってくださった方に、
直接お会いしてお譲りしたかったので、
掲示板を利用したことは、ベストな選択だったと思います。
引き継いでくださった方々に、
心から感謝します。