骨董には並外れた「生命力」がある、と思っています。

 

 

うちのオットは とあるきっかけで骨董に目覚め、

それからずっとこの業界で古美術・骨董品を取り扱い売買してきました。

 

 

「え?どこで仕入れるの?骨董品なんてそうそう出回ってないでしょ??」

 

と思われるでしょうね~。

 

 

そう。

 

 

ほとんどの方がみなそうおっしゃいます。

 

もちろん私もそう思っていたのですよ。

 

 

 

 

一緒に暮らし始めたころ。

 

 

骨董屋さんと聞いていたはずの夫は

お店を構えているわけでもなく・・・

 

 

朝「行ってきま~す!」と機嫌よく出かけます。

 

 

日曜日にもお休みすることなく毎日です。

 

 

鞄も持たず手ぶらで出かけて

夕方にはまた何も持たずに帰ってきます

 

 

 

たま〜に古そうな木箱や壺を持って帰ってきて

家でしげしげ眺めてる時もあるけど・・・

 

 

 

時々リビングに こんな屏風がドーーーン!と置かれていてびっくり。

 

 

 

 

またいつのまにかそれらは家からなくなっています。

 

この掛軸もすぐ いなくなったw

 

 

 

 

「毎日毎日なにしてるんやろ??

 

骨董品ってそんなにあるわけないもんな~~。

 

こんなんでちゃんと生活できるんやろか?」

 

 

 

 

私のそういう気持ちが伝わったのか

ある日夫がいいました。

 

 

 

「骨董の市場は業者しか入れないから、一般の人はなぁ・・

 

ホンマは出入りでけへんねんけど・・・ついてくる? 

 

嫁です、と説明すれば入れてくれると思うから…」

 

 

 

 

「行く行く~~~~!!

(やった~!ヨメの特権?!)」

 

 

 

 

未知の世界に興味津々な私は一も二もなく即答していました。

 

 

 

 

 

着いた市場に入ってみると。

 

 

 

え・・こんなにあるの〜!ってくらいおびただしい量

 

 

会場には、ところ狭しとうず高く積み上げられた箱に・・

あふれかえる多数の古そうなモノたち。

 

 

 

それらを一つ一つ手に取って見ている、

これまた たくさんのおじさんたちが!

(いや、すみません、、あの頃の私は20代、そう見えたのですよ。お許しくださいね)

 

 

 

 

 

「ここは毎月10日開催の市場やで。

 

ほかにも市場によって開催日はいろいろで、

4のつく日に、4・14・24日と月3回やる市場もあるし、2のつく日、5のつく日・・

あ、そうそう 本番の日と下見する日も入れたら

ほぼ毎日どこかで市場があるから

多い日は掛け持ちで市場を回ってるねん。

曜日は関係なし!

なんにもないのは31日だけやでぇ。

 

んで僕は毎日どこかの市場へ骨董品を買いに行っては、またそれを違う市場へ売りに行ったりしてるわけ。

ボク、けっこう忙しいねんな~~」

 

 

 

 

「へぇぇぇ・・・・・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

な~~~るほど・・そういうわけやったん・・・・・

 

 

しかも え?

 

31日だけがお休み?? 

 

・・って、毎月31日があるわけじゃない・・あららら~

 

 

 

 

 

 

それで

 

夫が休まず毎日出かけていくことも、

 

お店を構えていない理由も、

 

家に骨董品がほとんどないのも・・

 

すべての謎がとけたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

市場に持ち込まれる骨董品は

 

解体業者さんが家をつぶした時に現場からでてきたものや

 

買取屋さんが個人のお宅や会社から買い取ってきたものや

 

業者を介して蒐集家が手持ちのコレクションを持ち込んだり

 

倒産品から投資品

 

はては粗大ごみのなかから拾ってきたものまで(!?)

 

さまざまなルートを通って集まった骨董品たち。

 

 

 

 

仏像

○○焼と言われる食器や壺

茶道具

刀装具

甲冑

掛軸

屏風なんかが、

 

古いものは平安・鎌倉時代以前のものから

江戸・幕末~昭和に至るものまで

 

毎日のように売買されているという事実。

 

 

 

つまりその骨董品の山の中には

今を遡ること遥か300年以上も前に作られたものが混じっていたりするということです。

 

 

 

 

 

考えてもみてください。

 

 

 

 

過去日本では戦乱、火災・地震など人災や天災が多々あったにも関わらずですよ

 

その骨董たちは先祖代々そのお家に伝わり大切に飾られたり 使われたり しまい込まれたり

 

美術館や蔵や倉庫で大切に保管されて 

たまたま被害を免れたり

 

してきたわけですよ。

 

 

 

持ち主ではない人や家族や親戚に「なにこれ?いらんわ」と

粗大ゴミとして捨てられるという憂き目にも会わず・・・

 

 

奇跡的にどんなトラップにもひっかかることなく、

 

 

 

 

保管され、譲り譲られ、売買され、

抹殺・廃棄の危機をくぐり抜けていまココにきたわけですよ!!!

 

 

 

しかも私の一生よりはるかに長い歴史と共に生き抜いて。

 

 

 

 

 

何か目に見えない力に守られたに違いない。

 

ものすごい奇跡とラッキーを繰り返し続けて

 

たくましくも生き残った品々じゃありませんか。

 

 

じゃんけん大会をずっとぶちぬきで勝ち続けたくらいの・・

(例えが変ですか?笑)

 

 

 

生命力半端ないっ!!

 

 

 

 

 

歴史上で言えばたかだか「点」以下くらいの短い人生の中で、

 

私ごときが「ラッキー!」というようなレベルとは、

 

ぜんっぜん違う桁違いの生き残り力に感嘆してしまったのです。

 

 

 

樹齢300年・・いやもっとかな?? まだ生き続けているという凄さ

 

 

ちなみにこの向こうに見えるベルサイユ宮殿は1682年にルイ14世が建ててますから300年ほど前から生き残ってますね〜

 

 

奥のみじん唐草の器は江戸時代のもの。200〜300年前から生き残ってます!

 

 

 

 

 

 

 

ふぅ~~~~~。

 

 

 

 

 

 

 

 

骨董とは

「今ここにあることが奇跡」なモノ。

 

 

 

 

波動が共鳴を起こすように

 

自分の生命力までもが感化され高まって

 

エネルギーがチャージされる気がしませんか?

 

自らの運気をあげたいならツイてるひとと会いなさい、ってヤツです(笑)

 

 

 

そのモノが宿す奇跡と強運のパワーを受け取れる。

 

 

 

 

 

骨董には自分自身をもパワースポットにするチカラがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも骨董って近寄りがたいモノですよねぇ?

 

触るのも恐れ多い気がするんだけど・・

 

フランス ギメ美術館の古美術品たちはガラスの向こうにおすまししてます〜

 

 

 

 

そんな骨董に、私がググッと親近感を感じたことがあるんです。

 

 

 

 

 

その時のことをお話ししますね。

 

つづく~♪

 

 

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葉山彩子

 

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生家が代々続く骨董屋だったわけでもなく、短大卒業後の仕事は保育士、もちろんのこと骨董品のことはほとんど知らず鑑定なんかできません。

 

そんな私がなぜ会社社長になったのか?

 

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