今を遡ること28年前。

 

 

 

一緒に暮らし始めてすぐ、夫が

 

 

「これ、ええやろ~。骨董の市場で買ってきてん。ごはんとおかず入れて使おう!」

 

 

と古い器を持って帰ってきたんです。

 

 

 

「ふ~~ん。これ?なんていうやきもの?」

 

 

「これはな~伊万里焼。江戸時代のもんやで。150年くらい前のもんかな〜」

 

 

「ゲッ!ええのん?そんなん使って・・・高いんとちがうん??」

 

 

「う~~~~ん。まぁ、ちょっと・・高いけど。気にせんでもいいからいいから。」

 

 

 

 

 

 

 

手作りの器は大量生産品とは違い、全く同じものはないんです

 

氷出し煎茶・・ではなく器みてね

 

 

完全に左右対称な丸ではなく

いびつな歪みがなんとも可愛い・・

 

 

同じ大きさでも微妙に少しづつ形も絵柄も違うんですよね

 

 

それがたまらない味わいとなって

どこにでも売っている食器とはちょっと違うオーラを漂わせる

 

 

 

さて、その器にですね・・

 

 

 

おかずを盛り付けてみてびっくり

 

 

 

 

ただ切っただけのトマトやお刺身がですよ?

 

切ってパラパラしただけ〜

 

 

スーパーのお刺身を切っただけ〜

 

湯がいて混ぜただけ〜

 

 

 

・・・あららら

 

驚いちゃいました

 

まるで料亭の一品みたいに見えるんです!!

 

これは織部焼

 

 

料理がアートみたいになる~~!(笑)

 

 

 

あんまり料理がお洒落に見えるもんだから、

わたしって料理が上手なのかも?

な~~んて勘違いするほど・・

(今では家族もママがお料理上手だと思っている様子・・器のチカラは偉大だぁ~。それはここだけの秘密ということで 笑)

 

 

 

 

そんなマジックがかかる器たち

 

 

 

 

それはそれは今でも大切に使っています

 

 

 

だってもし割れたら

同じものは世界に二つとないのですから

 

 

気に入れば入るほど

あだやおろそかには扱えません

 

 

 

 

食器棚から出す時はそぉ~~っと

 

配ぜんするときはゆっくり

 

洗う時は細心の注意を払って

 

 

気持ちが焦っていたり慌てていると

取扱いがガサツになるので

自然と動作もゆっくり

優雅になります

 

 

 

赤ん坊を扱うように丁寧に慈しむ

 

お城の高貴な姫さまのようにまったりと愛おしむ

 

 

落ち着いて慎重になっているその時は

こころも動作も自然と静まります

 

 

 

 

職人たちが一つ一つ丹精込めて生み出した価値あるもの・・

 

 

そりゃ どうしたって 

大切にしなくっちゃ!

 

という気持ちが芽生えます

 

 

そんな世界に二つとないオンリーワンの作品に触れると

その存在感にちょっと圧倒される

 

 

 

 

 

 

ん?

・・こやつ

他の食器たちとちょっとオーラが違うぞ・・

 

 

 

 

 

 

デキるコを前にしたような、ちょっとあらたまった気分

 

 

 

 

 

 

 

私たちは普段手に触れるもの全て

無意識にそれ相応の扱いをしています

 

 

女子で言えば洋服

 

 

プチプラで買ったものと 

ハイブランドのものとでは取り扱いが全然違いますよね~

 

 

 

洗濯機でガシガシ洗うロイヤルクリーニング

 

着ていく場所にしても・・デートコンビニ

 

お気に入りの勝負服部屋着

 

 

 

購入する時なら

 

「ま、これでいいか~」って思うか

 

「自分を美しく魅せるもの、似合うものを」そして飽きずに長く愛せるものを、かな~り慎重に吟味するか

 

くらい意気込みが違う(笑)

 

 

 

 

 

大切に扱うということは

 

その存在価値を認め

 

きちんと向き合い

 

そのモノに愛着という「気持ち」を注ぎ込みます

 

 

 

汚したくない

傷をつけたくない

綺麗に保ちたい

長持ちさせたい

 

 

 

そう思うと

せかせかした気分や荒っぽい所作で扱うことはしないものです

 

 

 

 

女子の出かけ間際はバタバタしがちですが・・

 

そのお気に入り服をクローゼットから出す時だけは慎重になる

 

ハンガーから外す瞬間、心はすーーっと落ち着いている

 

 

無意識にそうなっちゃう

 

女子なら大抵心当たりがあると思います

 

 

 

 

 

 

 

人が骨董に出会うとき・・

 

 

目の前にあるそれに対して

「気持ちを注ぐ」という行為を

自動的に起動させるパワーがあると私は思うんですよね

 

 

 

 

 

もし食事で使う器に骨董のお茶碗やお皿を使ったとしたら。

 

 

 

 

お気に入りの中からどれを使うか

大きさや形をよーく吟味して

 

 

おかずはいつもよりちょっと丁寧に盛り付け

 

 

器とおかずの色合わせも考えて選ぶはず

 

 

 

ファッションのトータルコーデで靴や鞄を合わせる時とか

着物に帯を合わせる時とかに似てるかも!

かなり慎重にマッチングを考えますよね

 

 

 

そうして出来上がった食卓の景色は、

とっても美しいと感じるはず

 

 

 

 

女子ならテンション上がりますよね~~!

 

 

 

男性でも接待経験豊富なグルメなら

「おっ?料亭みたいやん!美味しそうやな・・」

と気づいてくれる(ハズ・・・笑)

 

 

 

 

 

 

 

骨董の器がもつ不思議な力です

 

 

 

 

 

 

 

大切に扱うという行為には、気持ちがこもります

 

そこにパワーを集めるということになるのです

 

 

 

 

 

 

だから食卓もパワースポットになる

 

 

 

 

 

 

 

ところで

骨董が持つ不思議な力ってまだほかにもあるんです

 

 

 

 

 

つづく・・・

 

 

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葉山彩子

 

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生家が代々続く骨董屋だったわけでもなく、短大卒業後の仕事は保育士、もちろんのこと骨董品のことはほとんど知らず鑑定なんかできません。

 

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