私が美術鑑賞に出かける時

絶対忘れてはいけないモノは携帯とお財布。

 

それに次いで堂々と綺羅星のごとくレギュラー入りしたのが、アートスコープ

(なぜそうなったかは前回のブログに詳しく述べておりますので、よろしかったらご一読を。)

 

 

ヤツはハンカチは忘れてもお財布・携帯とともに忘れてはならない必携グッズとなりました。

 

 

 

 

 

 

でね。

「北斎~富士を超えて~2017」展覧会に行ったのです。

 

 

葛飾北斎といえば、日本が誇る、世界にその名が知られた超メジャーアーティスト。

 

 

あ、そうそうワタクシ。

海外へ行った時には、なるべく本屋さんに行くようにしているのですがね。

 

何を隠そう、それは「骨董屋嫁のJAPANアートリサーチ」なんです(大げさすぎ)。

 

 

 

 

NYでもフランスでも・・・必ず見るのが

「HOKUSAI」

 

フランスの本屋さん↑

NYの本屋さん↑

 

フランスのギメ美術館↑

 

 

 

 

ついでに日本のホテルのロビーにも。

五月人形展示横の本棚の中にも!

 

 

 

 

実際海外で目の当たりにした北斎人気の凄さ。

 

さすがです。

 

 

 

 

でもね~~

 

富士山の人でしょ?

まぁ、あの波の絵は知ってるわ。

なんか各地の景色の浮世絵描いた人よね~~

知ってる知ってる。

 

 

・・知ってるよ?

 

 

 

 

って思ってました。

 

 

 

会期前にいろいろ宣伝の番組が放映されたのは記憶に新しいところ。

確か宮崎あおいちゃんが北斎の娘、応為(おうい)役。

娘もまた絵師だったという新しい視点のドラマや、

「歴史秘話ヒストリア」でもイッセー尾形さんが北斎役を熱演。

 

 

齢90まで生きた彼が「もっと上手くなりたい」と晩年88歳に至っても思い続けたという、描くことに対する凄まじい執念が伝わってきたあたりで・・・

 

 

 

 

ちょっと見に行かなあかんな。

 

 

 

 

と思い始めた私。

 

 

 

 

会期中はものすごい人出だ!とニュースにもなりました。

「入館するのに2時間待ちだってよ~~」という噂がTVやネットで出回り始めると

 

 

 

 

「こりゃ絶対行かねば。」

 

 

 

 

に変わり(行列には並びたい大阪人気質)・・

 

 

 

 

 

平日の夕方狙いで(学生・主婦層と会社員層のはざま・・笑)

 

いざ、参戦!!

 

やはりしばらく行列に並んでからの入場となりました。

 

 

 

 

会場内はごった返していて、切れ目なく人が動いているという状況です。

 

 

 

 

 

特に有名な

富嶽三十六景のグレートウェーブ「神奈川沖浪裏」

 

赤富士と言われる「凱風快晴」

 

そして娘・葛飾応為の「吉原格子先の図」

遊郭の前で男たちが淫靡な視線を向けている様子を描いた幻想的な作品

 

 

 

 

 

これらの前は黒山の人だかり。

 

 

 

 

 

 

でも私にはアートスコープという頼もしい味方が!

 

 

 

こういう時にもヤツは大活躍です。

 

 

 

少し離れた遠目からアートスコープで狙いを定めると。

クッキリハッキリ!!!よーく見える。

 

 

 

人波に揉まれることなく自分のペースで納得するまで見終えたら、す~っす~~っと歩けます。

 

 

大満足で鑑賞を続けました。

 

 

 

 

 

と、ある山水画(版画ではなく手描きのもの)をアートスコープで覗き込んだ時・・・

 

 

 

山の中腹あたりに、屋根がたくさん並んでいる。

山里のようだな、と思って通り過ぎようとした時、

ものすご~~く小さな豆粒のようなモノが見えたんです。

 

 

美術館内撮影禁止ですのでね〜

図録から作品を探す・・・

 

あったあった! コレ。

 

 

山の中腹・・

 

 

よっく見るとそれはたくさんの人々が往来している様子でした。

 

 

驚いたのはその小さな豆粒が人の顔であり、もはや目も鼻も描けるような大きさではないのに、その顔がどっちの方向を見ているのかわかるということ・・

 

 

ただの丸を描いているのではない。

 

 

 

きちんと人物の顔の向きまで描き分けているこの絵師の、3ミリほどの丸にさえも手を抜かない仕事ぶりとその正確な描写。

 

 

 ピンボケすまぬ。

 

 

 

うっそ~~~~

 

 

 

 

ってしばらく鳥肌全開!!!!

 

 

 

 

 

このミニチュア感なに!?!?! 

 

↑大好物

 

 

 

 

 

めっちゃ楽しそうやん??みんな〜〜(笑)

 

 

 

 

 

 

 

で、思わず周りを見回しました。

この絵を見た人はこのちっちゃい人物たちに気づいているのだろうか??

 

 

 

 

どう考えても年配層の方は不利ですよ?肉眼では見えません。みなさんもれなくきっと老眼だから。(決めつけアカン・・笑)

 

 

私のようにアートスコープや虫眼鏡を持って覗き込んでいる人はいませんでした。

 

 

 

若い人は・・?

見えたとしても、立ち止まって見ないとわからないレベルですよ?

 

立ち止まって見れるようなガラ空きならともかく。

 

 

 

行列の流れはほとんど止まっている様子はありませんでしたよ?

 

 

 

 

 

いいですか?

 

 

 

 

 

 

 

北斎の絵の中にはちっちゃい人物が潜んでいるのです・・

 

 

 

 

 

 

 

北斎の絵の中にはちっちゃい人物が潜んでいるのです。

 

 

 

 

 

 

 

北斎の絵の中にはちっちゃい人物が潜んでいるのです!

 

 

 

 

 

 

 

そこにはまるで

ミニチュアの世界が広がっている。

 

 

 

 

 

 

実際、北斎はものすごく眼がよかったんではないかと言われています。

 

 

優れた野球選手の動体視力では、ボールがスローモーションで見えるというヤツです。

 

 

 

北斎の波がハイスピードカメラで撮影された写真とそっくり、ということで話題になったこの記事はちょっと感動モノ。

 

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その話題になった記事はこちら

 

 

 

 

 

ところで

ミニチュアの魅力ってなんでしょう?

 

 

 

小さいものに超絶技巧

 

それがリアルであればあるほど心打たれます。

 

 

そこまでやるかっ!・・・とね。

 

 

 

 

 

 

まさに北斎の絵には、ミニチュアワールドのような

そこまでやるか級の凄さが炸裂しています。

 

大きさはね〜〜この運動場が、ノートパソコンくらいの大きさといえばわかるかな??人物は3センチ足らず…

 

 

ちょっと北斎の絵の立体バージョンみたいでしょ?

もう少し近寄ると・・

話し声まで聞こえてきそう

 

 

 

北斎のそこまでやるか級のリアリティ!!

せっかく作家がここまで描いたモノを

見過ごすなんてことがあっちゃぁ〜

申し訳が立たないではないかっ。

 

 

 

それを

アートスコープがなきゃ発見できなかった私って

どんだけ眼がふしあななのよ~~~泣

 

 

 

 

今までにもいろんなものを見落としてたんじゃ・・?

 

いかに絵を観ているつもりで観ていなかったのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

思いがけず、北斎の絵が楽しくなっちゃった私です。

 

 

 

 

 

ヤツのおかげです❤️

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この道35年のベテランバイヤーであるオットと全くの素人である嫁。

くすっと笑える二人の落差から垣間見える、骨董をめぐる発見とは?

 

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生家が代々続く骨董屋だったわけでもなく、短大卒業後の仕事は保育士、もちろんのこと骨董品のことはほとんど知らず鑑定なんかできません。

 

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